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zoom RSS 郷愁を感じる記事。 故坂井・香焼町長と憲法 毎日新聞地方版 長崎

<<   作成日時 : 2017/07/15 07:51   >>

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 「憲法をくらしの中にいかそう」の看板を見ると、住民のための政治を考えさせられます。町長宅の裏側に私の実家がありました。孫は同級生なので、郷愁を感じる記事と写真です。
 私が強大な権力とたたかうことができる人間に成長できたのは、憲法12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」の意義を肌で感じてきたからかな。

故坂井・香焼町長と憲法
改正に向けた動きの中で顧みる 独自の高福祉政策 /長崎

毎日新聞2017年7月13日 地方版
https://mainichi.jp/articles/20170713/ddl/k42/040/270000c
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長崎市香焼町内にある看板の前で、父への思いを語る嶋道子さん(右)と夫賢治さん


 「憲法をくらしの中にいかそう」。長崎市に合併される前の香焼町役場には、約30年前までそんな看板が掲げられていた。当時、町政を担った坂井孟一郎(たけいちろう)町長(故人)は、憲法が定めた権利を文字通りに実現しようと、町独自の福祉政策を進めた。憲法施行から今年で70年、安倍晋三首相は来年中にも憲法改正の国民投票を実施しようと議論の加速を促す。坂井さんの遺族は「今の憲法でもっとできることがあるのではないか」と問いかける。

通算10期35年

 坂井さんは1987年に退任するまで通算10期35年間、革新系として香焼村長・町長を務めた。初当選は終戦まもない47年4月。最初の仕事は、出征して亡くなった若者の「戦死公報」を親の元に届けることだった。当時を振り返った文が追悼集にある。「私がモゴモゴ言って、その紙切れを置くと、老父の節くれだらけの掌(てのひら)が万力のように握りしめられ、ワナワナと震え出すんです。フスマ一つ隔てた部屋では、お嫁さんとお母さんが、息を殺しておられるのがわかります。このような戦争が繰り返されてはならない。それは私の不変の信念なんです」

義務教育を無償に

 この年、施行されたのが平和主義や国民主権、基本的人権の尊重を掲げた新憲法だった。坂井さんはその後、「憲法をくらしの中にいかそう」というスローガンを掲げ、福祉を充実させる政策を次々と打ち出した。

 憲法26条で保障された「ひとしく教育を受ける権利」を実践しようと、小中学校の給食費や修学旅行費などを町が全額補助し、義務教育費を完全無償化した。72年には65歳以上の医療費を無料にした。国も高度経済成長を追い風に73年から70歳以上の医療費を無料にしたが、10年後に自己負担を復活。しかし、町はその後も無料化を続けた。

 「香焼町奮戦記」(あけび書房)によると、医療費の無料化継続は、国や県から「違法」と指摘され、行政指導も受けたという。しかし、坂井さんは84年の年頭訓示で国の姿勢を痛烈に批判し、職員にこう呼びかけた。「地方公務員は住民の生活とその苦しみに常に直面している。憲法を本当の意味で住民の暮らしに生かすのは、地方公務員の固有の権利と義務です」

憲法を“道具”に

 坂井さんの三女、嶋道子さん(65)と夫の賢治さん(69)は「町民のためなら怖いもの知らずで権力と戦う人だった」と振り返る。その“道具”として使ったのが憲法だった。2人の手元には、坂井さんが持ち歩いていた「憲法手帳」が残る。12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」の項に赤ペンで印が付けられている。

 坂井さんが87年に退任した後、保守派の町長が誕生し、町役場の「憲法をくらしの中にいかそう」という看板は撤去された。坂井さんは92年、81歳で亡くなり、2005年、町は長崎市に編入合併された。

「今の憲法で十分」

 今、安倍首相は憲法改正に向け、アクセルを踏む。20年の改正憲法施行を目指し、今秋の臨時国会に自民党の改憲案を提出し、来年には憲法改正の発議と国民投票を実施したい考えだ。しかし、賢治さんはこう強調する。「父のように、政治家や官僚が国民のために憲法を実践すれば、今の憲法で十分に、いい国ができるはずだ」。嶋さん夫婦らが復元した看板は今、市香焼行政センターとなった、かつての町役場の近くの駐車場にひっそりと掲げられている。【遠藤孝康】

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