老朽原発の再稼働について、福井県知事が会見で「白紙の状況だ」と述べる。

 福井県の杉本知事は会見で、40年を超える老朽原発の再稼働について、関電から具体的な相談はなく、「県として(地元同意の)スケジュール感はないし、白紙の状況だ」と述べたと記事にあり、再稼働の同意に向けたプロセスが動く段階ではないという認識を示したとされます。
 日経新聞には、「立地地域で信頼が高まっているという状況にはない」と述べ、県内の原子力発電所で労働災害が相次いでいることに触れ「トラブルや労災をなくし、新型コロナウイルス対策に万全を期す、地域の振興に力を尽くす。これらを積み重ねないと立地地域との関係は改善しない」と指摘したとあります。
 その他にも、関電が、使用済み核燃料の県外搬出先の候補地を今年中に示すとの約束を守るかどうかも、同意判断に影響するとの認識を示したとあります。
 原子力との共生を掲げる福井県の知事が、まさにド正論を関電にたたきつけた。
 関電は、関電幹部の金品受領問題で信頼を失墜。相次ぐ労災死亡事故で再発防止策の徹底、美浜3号機死傷事故の安全の誓いを行った矢先に、また労災事故を繰り返し、安全意識と管理能力が欠落していることを露わにしました。使用済み核燃料の県外搬出先(中間貯蔵施設候補地)についても、岩根茂樹社長は17年11月、大飯原発の再稼働の条件として西川一誠知事(前福井県知事)から核燃料の県外搬出を求められ、「18年中に示す」と明言していました。しかし、約束は守られませんでした。
 関電は、約束を守らず原発を再稼働してきた実績があるので、原子力と共生の立場であっても現職の知事が慎重な姿勢を示すのは当然です。関電の言葉を鵜呑みにすれば、原子力行政も、福井県も、知事も、関電とともに信頼を失うからです。
 関電が、杉本知事の正論を聞き入れるような良識ある組織であればよいですが、「智を以て愚に説けば必ず聴かれず」とあるように、愚かなものを説得するのはもはや不可能かもしれません。

福井新聞↓
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日刊県民福井↓
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福井新聞↓
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