美浜町議会(2020・2臨時会)本会議・討論

議案第1号 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第4号)
 「議案第1号 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第4号)」に対し、反対する立場から討論を行いました。
 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第4号)は、歳入歳出それぞれ「5億2248万6千円」を追加し、総額を「98億4013万8千円」とするものです。
 ケーブルテレビ施設更新事業については、町民に必要な情報通信手段を強化・確保するために必要だと考えます。しかし、議案の中には12月定例会で修正案を提出した美浜町地域づくり拠点化施設整備事業、管理運営事業(PFI事業)の債務負担行為の補正が含まれています。
 12月定例会で厳しい議論を重ね、付帯決議を付してようやく可決されたものが、令和3年度から令和13年度までの債務負担行為の期間を、令和元年度から令和13年度までと前倒しして長くなるというのは許すことができませんし、必要性を感じることができません。
 12月定例会の議論を踏まえて、債務負担行為の補正を認めることはできないので、本議案を認めることはできません、と反対する理由を述べました。


議案第2号 電池推進実証船建造工事請負契約について
 「議案第2号 電池推進実証船建造工事請負契約について」に対し、反対する立場から討論を行いました。
 電池推進実証船建造工事請負契約については、プロポーザル方式により契約予定者を特定し、7621万8560円の金額で随意契約を締結したいというものです。
 地元の高い技術力を持った造船会社が落札し、契約者として選定されたことについては、地元の産業を活かせるということで、今後の発展にも期待する所ではありますが、私は契約案件にかかわらず、電池推進船の計画から予算について反対してきました。
 電池推進実証船は、その後レークセンターの再建計画にもつながるものですが、全体的な運用経費の試算は不透明なままです。事業を主体的に運営する組織もないことから、電池推進船が誰から必要とされているのか、市場のニーズに合っているのか、再エネ活用事業としてどれほどの有益性を発揮できるのか、そういうことは示されてしません。
 私は、再エネ活用事業としての有益性はほとんどないことが最終的に実証されると考えています。
 本議案の財源のほとんどは国からの補助金です。国からの補助金が使えるからと言っても、もとをたどれば国民血税です。これだけ不透明で効果が期待できない事業に使うお金があるなら、一人でも多くの人の健康や命を救うための予算に回して欲しいと考えることから、本議案を認めることはできません、と反対する理由を述べました。


議案第3号 美浜町地域づくり拠点化施設整備事業契約について
 「議案第3号 美浜町地域づくり拠点化施設整備事業契約について」については、町行政からの申し出により議案が撤回されました。
 撤回の理由について、当事業の実施を目的として設置された特別目的会社(美浜暮らしブランド株式会社)では、本町や町民のみなさんからの要望を受け、これまで地元事業者の参入に関して関係者と協議・検討をされてきました。しかしながら、地元事業者の参入について、もうしばらく時間をかけて検討したいという理由から、2月3日に同社から本契約の延期の申し出があった次第であります。
 地元事業者の参入につきましては、議員のみなさまからのご意見をたくさんいただいておりますし、慎重に進めたいという同社の想いは、町にとってもマイナスなことではないというふうに考えましたことから、本議会での議案提出を見送り、次の機会に改めて議案を提出しようといったことにさせていただいたものでございます。そのため美浜町議会会議規則にもとづきまして、2月4日に議長に対しまして議案の撤回の申し出を行い、同日、議長から議案の撤回について許可をいただいたところでございます、という理由を伺いました。

 私は、以下に記載する内容の反対討論を準備してたので、議案の撤回に納得しましたし、特別目的会社の良識的な判断に敬意を表します。
 美浜町地域づくり拠点化施設整備事業契約については、プロポーザル方式により優先交渉権者を選定し、事業のために設置した特別目的会社と「○○」の金額で随意契約を締結したいというものです。
 特別目的会社については特に問題があるとは考えていません。しかし、PFI事業は、行政が入札によって建設事業者との契約するこれまでの公共事業とは違い、民間の特別目的会社が建設会社と契約を締結し、建設を進めるということになります。
 PFI事業は、行政が入札によって建設事業者を決定するものではないので、建設事業者を決めるのは民間の特別目的会社であり、建設事業者との契約には行政が関与しない仕組みになっています。
 当然、行政が入札によって建設事業者を決めるわけではないので、議会のチェック機能が十分に機能しないというところにPFI事業の問題点があります。
 今回の施設整備事業について、行政は特別目的会社と契約を結びますが、特別目的会社がどのような建設事業者と契約を結ぶのか?契約が確定した建設事業者がいることまではわかりません。
 おそらく協力会社として名前があがっている「塩浜工業」と建設工事契約を結ぶということが想定されますが、「塩浜工業」は原発関連企業として関電の金品受領問題では元高浜町助役との関係性に疑惑を持たれていました。最近では、原発立地の玄海町の町長に現金を渡していたことが明らかになりました。原発立地自治体と原発関連企業との間で現金の受け渡しがあったことが大きな社会問題になっています。
 PFI事業という制度が、行政の入札ではなく、民間企業の間での建設工事契約ができるということで、見えないところで建設会社への便宜が図りやすいという制度になっていることに議会は目を向けるべきです。
 民間の特別目的会社としても、原発立地自治体の公共事業を請負うわけですから、細心の注意を払い、問題の渦中にあり、関係が疑われるような建設事業者との契約はやめるべきです。
 民間の運営とは言え、建設契約から町民に疑念を抱かれるような施設が成功するはずがありません。民間企業が大事にしなければならないのは企業のイメージ、ブランドイメージです。そこがはじめからマイナスであったら道の駅建設を進める理由にもなりません。私は、「塩浜工業」には協力企業から外れてもらった方がいいと考えます。また、大きな問題点があるPFI事業に反対する事から本議案を認めることはできません、と反対する理由を述べようと考えていました。


仲嶌正一議員に対する懲罰の件
 「仲嶌正一議員に対する懲罰の件」に対し、懲罰を科すことに賛成する立場(懲罰を科さないことに反対の立場)から討論を行いました。
 私は、関西電力の金品受領問題の真相究明を求める請願の審査中に、人を見下したように笑う不適切な態度で「意味がわからん」と不見識な発言をした仲嶌議員に対して、美浜町議会基本条例や議会会議規則、地方自治法にもとづいて懲罰を科すことを求めていました。
 懲罰特別委員会では、懲罰動議の事実・内容を認めていただきました。また、懲罰特別委員会で、仲嶌議員の反省を直接確認することはできませんでしたが、「仲嶌議員が懲罰動議の事実・内容を認めた上で、反省している」ということを多くの委員が発言されました。
 公の立場の議員として、多くの議員が仲嶌議員の反省を確認しているということなので、反省していることに間違いはないだろうと思っています。
 懲罰特別委員会では、仲嶌議員の反省が焦点になっていたように思いますが、「本会議中にイビキが聞こえる」、「過去にも議会と語ろう会で町民から『その発言はおかしい』と言われた」、「日頃の言動と議会での態度の切り替えが出来ていない」など、懲罰動議の内容以外でも仲嶌議員の資質を疑う意見が出ました。私は、議員として資質に欠ける仲嶌議員の態度と発言を許しては、議会の品位を保持することができないと考えます。
 仲嶌議員が、懲罰動議の内容を認めて、深く反省していることを踏まえれば、何をもって仲嶌議員が反省するのかが重要になるので、議会として「戒告」の懲罰を科すべきだと考えます。
 戒告とは、過失・失態・非行などを強く戒めること、本人に将来を戒める旨を申し渡すことです。議会として、仲嶌議員の反省を受け止め、議会の品位を保持するためには、公開の議場における戒告の懲罰を科すことが妥当だと考えます、と仲嶌議員に対して懲罰を科すことに賛成(懲罰を科さないことに反対)する理由を述べました。


懲罰特別委員会報告、審査された主な点は以下の通りです。

(1)仲嶌正一議員に対して懲罰を求めることについて

質疑:令和元年12月11日に開催された、総務文教常任委員会の請願審査中に、仲嶌議員の侮辱発言があったが、その後本人から「申し訳なかった」との謝罪はあったのか。

回答:本人から、大変反省しているとの謝罪を聞いている。

意見:仲嶌議員は、自分の非を認め本会議で謝罪したので懲罰を与えなくても良いと思う。

意見:総務文教常任委員会での発言には、けしからん部分もあるが、本人は「申し訳なかった」と深く反省しているのが感じられるので、今後の活動のステップアップにしてもらいたい。

意見:本人は非常に反省しているので、執行猶予的に見守っていきたい。

意見:この請願を提出された方々が、けしからんと思われた心情やその背景には、真剣に取り組む姿勢が表れていると思うので敬意を表したい。議員は住民の代表としてこの場に出て、発言、行動をしているので、自分を律していくという態度は絶対に必要である。そのような意味で懲罰は科すべきだと思う。

意見:仲嶌議員の日頃の言動を見ていると、通常と議会との態度の切り替えができていない部分があり、そういった意味で出た発言ではないかなと思っている。事の重大性を考えると、請願された方々にしてみれば腹が収まらないという気持ちも重々わかる。今回は、懲罰に値する問題かもしれないが、本人の日頃の態度からすると悪意のあるものではないと思う。これを機会に本人が生まれ変わり、気持ちを入れ替え議員としてふさわしい活動をするのであれば、懲罰は必要ないと思う。

意見:本人は、今回の言動に対して強い反省を持っていて、許してほしいと強く訴えている。本人が、今後自己研鑽を図っていくのであれば、懲罰までは必要ないと思う。

質疑:本会議では、懲罰動議に異議がなく懲罰特別委員会に付託されることで結論が出たが、音声や議事録による確認はされていないので、この懲罰特別委員会で、事実関係を確認してほしい。

回答:今回の懲罰特別委員会で、12月11日の総務文教常任委員会の請願審査中の仲嶌議員の言動について、事実で間違いないことは出席者全員で確認し了承された。

採決の結果 賛成少数により「懲罰を科すべきでない」と決定しました。


2月臨時会 議案に対する賛否の判断「河本たけし」
 議案第1号 × 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第4号) (賛成多数で可決)河本反対×

 議案第2号 × 電池推進実証船建造工事請負契約について (賛成多数で可決)河本反対×

 「仲嶌正一議員に対する懲罰の件(懲罰を科さないことに賛成か、反対かを問われました。)」 × (賛成多数で可決)河本反対×
 私は懲罰を科すことに賛成なので、「懲罰を科さないことに賛成か、反対か」を問われたら反対の立場になります。

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