美浜町議会(2019・12)本会議・討論

【修正動議】議案第72号 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第3号)の修正案について
 本会議で修正案の説明を行いました。

【修正事項】
 議案第72号の1ページの「(債務負担行為の補正)第2条 債務負担行為の追加は、第2表 債務負担行為補正による。」を削除し、「第3条」を「第2条」に改める。5ページの「第2表 債務負担行為補正」を削除し、「第3表」を「第2表」に改める。37ページの「債務負担行為で翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額及び当該年度以降の支出額等に関する調書」の内、美浜町地域づくり拠点化整備事業(PFI事業)(令和元年度設定分)限度額12億8308万4千円及び美浜町地域づくり拠点化施設管理運営事業(PFI事業)(令和元年度設定分)限度額4億4908万6千円にかかわる事項のすべてを削除する。

【理由】
 道の駅は、美浜町の地域振興に必要であると考える。しかし、町民や町内の商工観光業・農林水産業を営む団体や事業者から厳しい批判を受けていることも事実である。
 道の駅の成功には、町民や町内の団体・事業者の協力が不可欠であることから、議会は「議会と語ろう会」を通じて、町民や町内の商工観光業・農林水産業を営む団体や事業者の声を聞き、実態の把握に努めてきた。その結果、現時点において行政が進める道の駅の建設計画に十分な理解が得られていないことは明らかである。
 道の駅を成功に導くためには、町民や町内の団体・事業者の理解を得る努力を惜しんではならず、行政は町民や町内の団体・事業者の声を聞く機会をつくり、十分な理解を得るべきである。
 また、議会としても設置している特別委員会において、行政が説明する道の駅建設計画に町民や町内の団体・事業者が理解を示しているのか調査し、道の駅建設計画が町民の理解・協力を得て進んでいるのか実態を把握するための手段を取るべきである。
 行政が進める道の駅建設計画に、町民や町内の団体・事業者が十分な理解を示していない現状において、債務負担行為にかかわる事項を議会に提出し、採決を図る段階ではないと考えることから、この事項の削除を求める。
以上

美浜町議会議員       美浜町議会議員
松下 照幸  印      髙橋 修   印

美浜町議会議員       美浜町議会議員
河本 猛   印      寺田 順一  印


修正動議(修正案)に【賛成討論】松下議員

 私は、ただいま討論の対象となっております「議案第72号 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第3号)の修正案」に対し、賛成する立場から討論を行います。

 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ「8629万9千円」を追加し、総額を「93億1765万2千円」とするものです。
 今回、補正予算については賛成できますが、修正案で指摘した道の駅にかかわる債務負担行為は認められません。
 私は、町民や団体・事業者が十分な理解を示してない現状で、道の駅にかかわる債務負担行為を議会に提出し、採決を図る段階ではないと考えます。
 行政も町民の理解が得られていないと認めるのなら、いったん立ち止まってから町民の理解を得る努力をし、町民の十分な理解を得てから、道の駅にかかわる債務負担行為を議会に提出するべきです。
 付帯決議が付けられたことは、一歩前進ですが、債務負担行為を認めてしまっては、道の駅計画の進行を議会が承認したことになるのではないでしょうか。
 計画を進めたまま町民と話し合っても、行政は議会が承認した計画に対する理解を町民に押し付けるだけです。そんな状態で町民と話し合って、何か新しい変化が起きるとは思えません。
 議会が承認して、決まったものに理解を求め、調整や修正ができない状態で話をしても、町民は諦めてしまうだけで理解は示しません。だから「議会と語ろう会」で多くの不満の声があがって来るのだと考えます。
 議会も「議会と語ろう会」で聞いた町民、団体・事業者の声に応えるべきです。町民に求められているのは、保守か革新か、共産党か無所属か、ではなく、求められているのは町民の声に向き合えるかどうかです。
 道の駅の計画に町民の声を反映させるためには、町民の声を聞いて調整や修正を加える機会をつくらなければならず、修正案に賛成します。議員のみなさんのご賛同をお願いします。


議案第79号 美浜町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 「議案第79号 美浜町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」に対し、反対する立場から討論を行いました。

 本議案は、特別職の職員で常勤のもの、いわゆる町長、副町長、教育長の3役の期末手当の支給割合を引き上げるというものです。特別職の職員で常勤のものは、人事院勧告に従う義務はありません。美浜町の場合は、「人事院勧告に準じて国家公務員が改正しているので、それを踏まえて、特別職も改正している」という慣例に過ぎません。
 特別職の職員で常勤のものは、行政の成果や目標に対する住民の評価に係わるものです。その増減は、人事院勧告による改正を踏まえるのではなく、自らの意思を理由として提案するべきものです。
 重くのしかかる住民への税負担、苦しい生活環境のことを考えれば、特別職の期末手当の支給割合を引き上げる必要はない、と考えることから本議案を認めることはできません、と反対する理由を述べました。


議案第80号 美浜町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について
 「議案第80号 美浜町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について」に対し、反対する立場から討論を行いました。また、議案第81号「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」も関連するので一括して討論しました。

 会計年度任用職員制度とは、臨時職員・アルバイト・パートなど非正規職員の雇用期間を「原則・毎年の会計年度」(1年間)に限定して、制度上は原則2回までの契約更新で雇止めできるものです。
 これまで複数回契約を更新し、長期間働いてこられた非正規職員の方がこの制度の導入により雇い止めにあう懸念があります。経験は町の業務を遂行する上で大きな財産です。会計年度任用職員では毎年、断ち切られる任用制度になってしまいます。特に子どもたちの保育や町民・地域とのつながりのためにも継続雇用される展望が必要です。
 また、「会計年度任用職員」という新たな仕組みを導入することで、一般職の正規職員の削減、より一層の非正規化を推し進めることにもつながりかねません。
 各地方公共団体における公務の運営においては、「任期の定めのない常勤職員を中心とする」という原則を前提とすべきであるとする法の趣旨にも反していることから、本議案を認めることはできません、と反対する理由を述べました。


議案第83号 美浜町企業誘致条例の一部を改正する条例の制定について
 「議案第83号 美浜町企業誘致条例の一部を改正する条例の制定について」に対し、反対する立場から討論を行いました。

 美浜町企業誘致条例の条例改正は、工場等の立地による助成金交付の対象に「旅館業」を追加するというものであります。新幹線の敦賀以西の延伸工事を目的として、規模の大きなビジネスホテル事業者が参入してきた場合のことを考えると、歴史ある美浜町の民宿・旅館などは将来的な展望を失い、廃業に追い込まれる可能性が大きくなります。
 新幹線の敦賀以西の延伸工事を目的にしたとしても、それは短期的なもので、工事が終われば価格競争に追い込まれ、美浜に根を張ってきた旅館業を営む事業者は太刀打ちできなくなります。
 新幹線の工事で需要や利益が望めるのであれば、わざわざ行政が助成金を交付する必要はなく、自らの事業資金の投資で参入すれば良いと考えます。短期的な需要、利益のために、歴史ある美浜の民宿・旅館を廃業に追い込むような条例改正はやめて、地元美浜の歴史ある民宿・旅館の支援こそ、より一層強化するべきだと考えることから、本議案を認めることはできません、と反対する理由を述べました。


請願第1号 老朽原発再稼働に関する請願については、松下議員が賛成討論を行いました。今回、松下議員と分担して賛成討論しました。
請願第2号 不正資金還流の真相究明をもとめる請願
 私は「請願第2号 不正資金還流の真相究明を求める請願」に対し、賛成する立場から討論を行いました。

 この請願は、関西電力幹部に3億2000万円もの金品が、元高浜町助役の森山氏から提供されていたことについての報道から、関西電力と原発立地との不透明な資金の還流が明らかになり、問題の全容解明と関係者の厳正な処分、再発防止策の策定と実施を関西電力に求めてくださいというものであります。
 関西電力の金品受領問題は、元高浜町助役の森山氏との関係から、福井県庁職員や森山氏が役員を務めた発注側、受注側、公共工事などにかかわる事業者へと波及し、原子力にかかわる闇の根深さを露呈しました。
 現在、関西電力が設置した第三者委員会は、「調査を進めるにつれ、奥深い問題が出てきた。」と語り、問題の発端(ほったん)となった高浜原発に限らず、大飯・美浜原発でも同様の事案があれば調べると地元に踏み込むという意欲を見せています。
 特に美浜町は、関西電力の原子力事業本部と原子力発電所が立地しており、森山氏との関係だけでなく、美浜町議会と関西電力の関係に疑いをもたれることがないようにしなければなりません。
 巨額資金の不透明な流れは、社会的倫理に反する大問題であり、高浜町議会は、請願を採択し、議会としても同様の要請書を関西電力に出しています。
 この問題は、高浜町だけに矮小化される問題ではありません。私は、福井県の中でも、原発銀座と呼ばれてきた嶺南地域に疑惑の目が向けられていると感じます。
 特に関西電力の原子力事業本部、原子力発電所が立地する美浜町では、議会が先頭になって透明性を明らかにするべきです。美浜町議会の透明性を示すためにも、この請願を採択し、関西電力に対して議会の強い意志を示すべきです、と請願第2号に賛成する理由を述べました。


【懲罰動議】仲嶌正一議員に対して懲罰を求めることについて
 本会議で懲罰動議の説明を行いました。

美浜町議会議員
河本 猛  印

美浜町議会議員
松下 照幸 印

【事実】
 2019年12月11日に開催された総務文教常任委員会の請願審査の発言において、仲嶌正一議員(委員)は「ようわからんのやけど、この請願の文面を美浜町議会に出しとるんですかこれは」と質問し、委員長が「そうです。議長宛に出しとるんです」と答えると、仲嶌議員(委員)は嘲笑しながら「そしたらわからん、そしたら意味がわからん」と発言した。委員長が「質問の内容を言ってください」と述べた後に、仲嶌議員(委員)は嘲笑しながら「美浜町議会の議長に出しとるんか、美浜町の議会に出しとるんか」と質問し、議長と委員長が請願の手続きについて説明を行った。

 総務文教常任委員会の委員ではない議員の方もおられるので、懲罰動議の【事実】の状況を補足します。総務文教常任委員会には2つの請願が付託されていました。
 老朽原発を運転しないように求める「老朽原発再稼働に関する請願」と関西電力の「不正資金還流の真相究明を求める請願」です。
 【事実】に記載されている発言は、ひとつ目の請願の審査が終わり、ふたつ目の請願の趣旨説明、質疑・応答が終わり、請願の協議に入った中で、意見も出尽くしてきた頃に行われたものです。
 議事録、音声データがありますので、懲罰特別委員会を設置して詳細を確認し、公正で適切な判断をしていただきたいと強く求めるものであります。

【懲罰動議提出の理由】
 2019年12月11日の総務文教常任委員会で審査した請願書は、請願者及び紹介議員2名が署名捺印したものを議長に提出し、その後の議会運営委員会、議会本会議を経て、異議の申し立てもなく総務文教常任委員会に審査を付託したものである。
 請願書は、令和元年第8回美浜町議会定例会議案書の中に添付して配布されていたものであり、町民から負託を受けた議員ならば、請願の手続き、請願書の内容を把握し、審査に臨むべきである。
 委員会の請願審査や請願書について、嘲笑しながら「そしたらわからん、そしたら意味がわからん」という仲嶌議員の発言と態度は、請願の審査を行う議員として資質に欠けるものである。
 請願者の請願趣旨・請願事項に賛同し、紹介議員として趣旨説明を行った者としては、委員会の請願審査や請願書を嘲笑されたあげく「意味がわからん」と委員会で屈辱的な侮辱を受け、怒りが収まらない。
 これは見解の相違ではない。仲嶌議員は、請願書の内容について見解・意見を述べているのではなく、委員会の請願審査や請願書を嘲笑し、趣旨説明が終わった後でも「意味がわからん」と請願者及び紹介議員を侮辱する発言を行っているのである。
 委員会の請願審査において、仲嶌議員が請願の手続きや内容について、何もかも意味がわからないまま請願の審査に臨んでいるのであれば、議会として仲嶌議員の資質を厳しく問わなければならない。
 議会、委員会において、【事実】の仲嶌議員の発言と態度を許しておいては、議会の品位を保持することはできない。
 仲嶌議員の発言と態度は、以下に記載する事項に反するため、地方自治法 第133条 「普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる」という条項、及び美浜町議会会議規則 第13章 懲罰 (懲罰動議の提出) 第110条の規定により懲罰動議を提出する。



一、「美浜町議会基本条例 第3章 議員の活動 第3条の2項 議員は、町政の諸課題について、町民の意見等を的確に把握し、これを政策形成に反映できるよう自己研鑽や資質の向上に努め、町民の代表としてふさわしい活動をしなければならない。」に反す。

一、 「同 第4条 議員は、高い倫理的義務が課せられていることを常に自覚し、良心と責任感を持って議員の品位を保持し、見識を養うよう努めなければならない。」に反す。

一、 「美浜町議会会議規則 第102条 議員は、議会の品位を重んじなければならない。」に反す。

一、 「地方自治法 第132条 普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。」に反す。

【懲罰事項】
1、仲嶌議員は、委員会の請願審査や請願書を嘲笑し、請願紹介議員が趣旨説明を行った後にもかかわらず「意味がわからん」と無礼の言葉を使用して請願紹介議員を侮辱した。無礼の言葉を使用して請願紹介者を侮辱し、委員会の請願審査や請願書を嘲笑する態度は、戒告又は陳謝の懲罰に相当すると考える。議会(懲罰委員会)の適切な判断を求める。

2、仲嶌議員は、請願審査や請願書を嘲笑しながら「意味がわからん」、「美浜町議会の議長に出しとるんか、美浜町の議会に出しとるんか」と、請願審査に臨む議員として不適切な発言を行った。仲嶌議員は、請願審査や請願書について、何もかも意味がわからないまま請願審査に臨んでおり、美浜町議会基本条例及び美浜町議会会議規則 第102条の規定に反しているので、陳謝又は出席停止の懲罰に相当すると考える。仲嶌議員の資質を厳しく正し、議会の品位を保持するよう議会(懲罰委員会)の適切な判断を求める。


12月議会 議案に対する賛否の判断「河本たけし」

【修正案】議案第72号 〇 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第3号)の修正案 (賛成少数で否決)河本賛成○

【原案】議案第72号 × 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第3号)の原案 (賛成多数で可決)河本反対×

議案第73号 〇 令和元年度美浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) (全員賛成)河本賛成○

議案第74号 〇 令和元年度美浜町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) (全員賛成)河本賛成○

議案第75号 〇 令和元年度美浜町集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号) (全員賛成)河本賛成○

議案第76号 〇 令和元年度美浜町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号) (全員賛成)河本賛成○

議案第77号 〇 令和元年度美浜町住宅団地事業特別会計補正予算(第1号) (全員賛成)河本賛成○

議案第78号 〇 美浜町一般職の職員の給与に関する条例及び美浜町一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について (全員賛成)河本賛成○

議案第79号 × 美浜町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について (賛成多数)河本反対×

議案第80号 × 美浜町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について (賛成多数)河本反対×

議案第81号 × 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について (賛成多数)河本反対×

議案第82号 〇 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について (全員賛成)河本賛成○

議案第83号 × 美浜町企業誘致条例の一部を改正する条例の制定について (賛成多数)河本反対×

請願第1号 〇 老朽原発を運転しないように求める「老朽原発再稼働に関する請願」 (賛成少数で否決)河本賛成○

請願第2号 〇 関西電力の「不正資金還流の真相究明をもとめる請願」 (賛成少数で否決)河本賛成○

【懲罰動議】 仲嶌正一議員に対して懲罰を求めることについて (議会が懲罰特別委員会を設置し、継続審査。3月定例会で報告)

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