美浜町予算決算常任委員会(2019・6)の要旨

議案第33号 令和元年度美浜町一般会計補正予算(第1号)
<総務費>
質疑: ドライバー卒業支援サービス事業の制度で、65歳からの免許返納にした理由は。

回答: 一般的に65歳以上が高齢者といわれており、各市町とも65歳以上を対象としているところが多い。逆に60歳や75歳とする根拠が見当たらない。

質疑: ドライバー卒業支援サービス事業の制度では、免許返納者が証明書を提示して、チケットを払うのか。詳しい運用説明を。

回答: 現在、運転免許証を返納すればコミュニティバスについては運転免許証の有効期限までで最低一年間利用できる無料の証明書を発行しており、これを提示したら乗車できる。今回はこれに加えて返納者本人には2万円分のチケット、免許証を持っていない配偶者には1万円分のチケットを渡してタクシーやバスに乗っていただくようになる。

質疑: 運転免許を返納した場合、返納者の行動範囲が減ると思うが、これについてどう考えているのか。

回答: 交通事故によって加害者だけでなく被害者も出さないようにすることがこの制度の目的であり、コミュニティバスは2時間に一本と不便であるため今回タクシーやバスも利用できるようにした。他の市町と比べても優遇された制度内容といえる。

質疑: 公共用地等太陽光発電設備整備事業で、860キロワットのシステム容量のソーラーパネルを設置して、834メガワットアワーの発電量の試算をされているが計算根拠は。

回答: 設備は、280ワットのパネルを3,080枚設置すると862.4キロワットの容量になり、1日最大発電量は862キロワットになる。パネルは、雪の影響を受けない10度の角度に設置して、平均日照時間は、降雨や降雪日を含めて概ね3時間で発電量の積算をしている。また、太陽光パネルの利用率は総発電量の11%にあたる。計画は、若狭美浜インター産業団地の調整池に太陽光パネルを設置し発電させ、アイケープラストに電力を供給する仕組みとなる。

質疑: 公共用地等太陽光発電設備整備事業で、発電量834メガワットアワーを売ると、キロワットアワー当たり幾らで売るのか。

回答: 国で整備した設備は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及を図るため、電力会社に再生エネルギーで発電された電気を一定期間、固定価格で買い取ることを義務づけた制度(FIT)の対象外になるため、買い取り価格は5円程にしかならない。そのため、発電施設から直接アイケープラストに送電することで、収支をあわせることにした。また、産業団地に進出した企業には、グリーン証書が発行できるので、企業のイメージアップにつながるものである。販売価格は、F補助でアイケープラストにはキロワット当たり約8円になるが、1円下げて約7円で、F補助を受ける6年間は販売する計画である。7年目からは通常料金に戻るので、通常料金よりも1円ほど低い金額で、販売を継続する計画である。

質疑: 公共用地等太陽光発電設備整備事業で、F補助とは具体的にどういうものか。

回答: 新規雇用で要件をクリアすると、年間の電気使用料の4割を8年間国が補助する制度である。

質疑: 地域主導型再生可能エネルギー利活用モデル展開推進支援事業で、実施地区は菅浜区と上野区だが、今後の実施設計は出来ているのか。

回答: 昨年は地域が主体となって、再生可能エネルギーを使って地元が抱える課題を解決していく検討を進めてもらった。今後それぞれが具体化していく上で必要な実施設計等を作成していただくことになる。

質疑: 地域主導型再生可能エネルギー利活用モデル展開推進支援事業で、各地域が求めている、支援の概要は決定しているのか。

回答: 事業に取り組む上で、いずれも資金が大きな課題となっている。このため、事業への取り組みは、国等の補助金獲得が前提になると思うが、まだ決まったものはない。今年度は、引き続く支援に向けて、本年度のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金の申請を行ったが不採択となったため、現在、2次募集に応募している。また、必ずしも再生可能エネルギーだけではなく、他の美浜町や福井県の補助事業等が受けられるよう支援を考えている。

質疑: 美し美浜「インバウンド」雇用創出プロジェクト事業は、台湾から美浜町を訪れた時に、交通や宿泊の受け入れ体制が出来ているのか。

回答: 公共交通体系は、福井県と関係市町を入れて、地域公共交通網形成計画をつくり、観光地をつなげていく計画が出来ている。また、三方五湖では福井県三方五湖エリアステップアッププログラムを利用して、基本的な流れを計画している。

質疑: 美し美浜「インバウンド」雇用創出プロジェクト事業では、インバウンドを通して、外国から観光客が訪れた時に、通訳の把握が出来ているのか。また、県の対応はあるのか。

回答: 県の対応は出来ていないが、町では若狭美浜観光協会を通して、インバウンドの講習や中国語講座等を継続している。また、受け入れ対策で言語に対しての講習会等を実施している。

質疑: がんばる美浜人応援事業の審査の方法は。また、審査員はだれか。

回答: 申請書が提出された際に審査会を開催している。審査会の委員は、町民から4名と行政側から4名、合計8名で審査を行っている。町の活性化に資するかどうか、継続的かつ計画的に実施できそうかどうかなどの視点から審査をしている。

<民生費>
質疑: 子育て世帯等支援プレミアム付商品券事業で、4千円で5千円分の商品券が販売・購買できるのだが、利用できるのは美浜町内だけか。

回答: 美浜町と若狭町管内になる。

質疑: 子育て世帯等支援プレミアム付商品券事業は、消費税の増税による子育て世代の支援が目的だが、どの程度影響を及ぼすのか。

回答: プレミアム商品券対象者は、住民税の非課税者が、約1,260人と把握をしている。子育て世代は、3歳未満の子供を養育している保護者で、約240人になる。

質疑: 子育て世帯等支援プレミアム付商品券事業で、消費税が上がらなかった場合どうなるのか。

回答: 消費税の増税の有無については、国からの明確な返事はない。現在、上がることを前提に準備をしている。

質疑: 子ども・子育てシステム改修業務は、無償化にすることで、どのような改修が必要なのか。

回答: 今回、10月1日から予定している無償化については、3歳以上の対象者の把握や無償ではない給食費の管理が必要なためである。

<農林水産業費>
質疑: 有害獣対策事業の若狭町海士坂の施設について、昨年長期間にわたって炉の停止改修工事が実施されたが、美浜町から焼却施設に搬入した昨年の実績はあるのか。

回答: 平成30年度の焼却実績は、全体で222トン。そのうち16トンが美浜町分である。

質疑: 有害獣対策事業の若狭町海士坂の施設では、1年間で約9千頭を焼却したと聞くが、焼却炉は余裕ある施設なのか。

回答: 例年、建設の当初想定より多くなってきている。焼却炉の傷みも激しく、現在大規模修繕が発生している状態である。

<商工費>
質疑: 企業誘致セミナー開催事業だが、どのような内容か。

回答: 現在の計画は、関西地区で関西電力管内の関連企業を中心に開催し、美浜町の優遇制度の説明会を実施する流れである。また、美浜町の特産品や農産物等のPRもあわせて計画をしている。

質疑: 三方五湖ゾーン整備事業では、電気推進船システム開発・実証実験として太陽光発電による電気推進船造船工事等に、約2億円をかけて実施するが説明理由を。

回答: 新しく再生可能エネルギーを活用した遊覧船の検討から始まり、ソーラー船の提案から天井にソーラーパネルを付け、その発電量で船を動かす事を考えた経緯がある。しかし、ソーラーパネルの発電量では、動かないと結論に達したため、再生可能エネルギーを活用したシステムを構築して、遊覧船を建造する考え方に至った。システムは、船だけを捉えたものでなく、施設全体の考えから、陸上の施設にソーラーパネルを設置し、その電力を利用して船を動かすことから、このシステムの方向性に進んだと考える。補助金のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業によって採択された部分は、陸上でソーラーパネルから溜めた電気を活用するシステムの取り組みが理解され、環境性、経済性、快適性で、特にCO2排出の解消にもなり、町の財政負担の軽減にもなると考えられたからである。

質疑: 三方五湖ゾーン整備事業では、三方五湖の魅力をさらに高めるために、電気推進船が必要と言っているが、以前の遊覧船が撤退した理由を再検討しなければ、先行してソーラー船を導入しても観光客5万人が回復するか疑問である。今後は若狭町と連携した観光プランを考えていくべきだと思うが。

回答: この事業で若狭町も同様に実施したい考えだが、予算的に無理と聞いている。また、三方五湖全体を満喫できるロングコースでは、船の性能がなければ実証できない。町では発着拠点をレークセンターと決めており、距離があるため船の性能を上げてロングコースをレークセンターから発進できればと思っている。

意見: 三方五湖ゾーン整備事業による遊覧船については、県と連携しながら重要な観光地である、三方五湖の魅力を向上させるための一つの手段だと考えている。美浜町はこれまでエネルギーと共生するまちづくりを進めてきており、原子力だけでなく再生エネルギーにも目を向けて、まちづくりに生かしていく大きな目標を持っている。今回の目標に沿った形なら地域振興につながるため、国と県の了解と理解が示されたので、三方五湖の魅力アップにつなげたいと思っている。

意見: 早瀬区では2年前から、区の活性化のため遊覧船再開とレークセンター建設の陳情を町に対して行っている。場所は名勝指定の関係で現在の場所になる。6月31日に美浜町観光協会の総会があり、観光協会並びに商工会、一般の事業者から、遊覧船は美浜町のために実施するべきとの話がでた。ぜひとも実現したい。

質疑: レークセンター管理事業で建物調査業務委託料とあるが、詳しい説明を。

回答: 建物全体の解体は、概算で5千万円を試算しているが、美浜町レークセンターには民間の方の区分登記があり、現在も営業しているため、施設の同時解体が考えられるので、その場合の補償算定の経費である。

質疑: 三方五湖ゾーン整備事業では、観光客を3年目以降5万人の誘客を目指しているが、1日約132人が毎日来ないと数字的には到達できないが、ソーラー船で可能なのか。

回答: 5万人は計画的な人数である。1日6便にして1回の乗船が40人を2隻で1日480人利用となる。年間365日フル稼働すると約17万人の数字が出るが、実際には100%の稼働はないので、人数は下がってくる。遊覧船を2隻か3隻にして経営すると、充分成り立つものと考える。

質疑: 三方五湖ゾーン整備事業で、電気推進船システム開発・実証実験を実施するより、伝統的な「たたき網漁」や「シジミ漁」の方が、生活のにおいがして、実態を多くの人が見に来ると思う。伝統的な農業、漁業、林業の仕組みの中で人が集まり、その中にソーラー船があるのなら理解できるが、見せるだけのための産業での誘致なら難しいと思うが。

回答: 三方五湖の魅力の要素の中で、シジミ漁や柴漬け漁とたたき網漁が認められ、日本農業遺産に認定されたので、今後は遊覧船が入り込める観光の発信を考えたい。また、世界農業遺産に向けた取り組みにつながるものと思っている。

質疑: 久々子湖のシジミは良いが、経済的には成り立たない実態があるので、優先して誘客する取り組みが必要と思うが。

回答: 久々子湖のシジミの評判を聞いている。近年量が少ないため、数年来浅場の造成工事を実施している。今年度も規模の大きい増殖のための浅場造成を実施する。これらを組み合わせながら、観光船で久々子湖のシジミの実態を見て価値ある評価をしてもらいたい。

質疑: 三方五湖ゾーン整備事業の電気推進船システム開発・実証実験で、約2億円の予算計上だが、美浜町の業者が出来るのか。

回答: 実証実験やシステム開発などの必要な部品は町外になると思うが、船の建造は、町にも造船所等があるので検討していきたい。

質疑: 敦賀半島西海岸ゾーン活性化事業の進捗はどうなっているのか。

回答: 敦賀半島西海岸ゾーン活性化事業は、観光振興計画を作成してから、毎年進めている。丹生区、竹波区、菅浜区の役員と年に数回の会議を実施し事業内容の検討をしている。今年度は敦賀半島において、丹生区のきいぱすで、わんぱくフェアを開催し、3地区がイベントに参画できる形を計画してきた。美浜町観光協会からも、水晶浜の海水浴場の基準レベルが低いので、観光の受入対策会議で浜茶屋のあり方やライフセーバーの設置が話題となり、高浜町のブルーフラッグと同じ取り組みが出来ないか要望が出ている。

<土木費>
質疑: 道路新設改良費で、町道改良工事とあるが、国道27号線の河原市区の若狭屋の前から梅街道に抜けて和田区まで行く道路は、JRが関係した県道の拡幅計画だが、現在の進捗状況を。

回答: JA美浜から梅街道に抜ける県道は、平成19年度から本格的に要望して、JRや福井県とも協議をして来た。その結果、平成29年度ではJR西日本と福井県と美浜町で跨(こ)線(せん)橋(きょう)の施工方法等の協議をした。また、平成30年度には本格的に交通量調査、方向別交通量調査を実施したので、今後新規事業としてノミネートされている。

質疑: 道路新設改良費で、町道日向線道路改良事業、町道久々子・金山線道路改良事業、町道郷市線道路改良事業があるが、工事の説明を。

回答: 町道日向線道路改良事業だが、レインボーラインから日向湖に向かって、一部工事の完成があるが、残り140メートルの区間になる。今年度を目標に進めていて、用地関係が1件残っている状況である。次に、町道久々子・金山線道路改良事業だが、平成28年度から西小学校前とJRの踏切までの工事を実施して、現在県道からの歩道部分が残っている。今年度実施設計を計画して来年度工事着工により、2年間での完成を考えている。次に、町道郷市線道路改良事業だが、役場から愛月堂に抜ける道で、現在工事中になっている。全体で130メートルの延長になり、1件の用地関係が交渉中である。

質疑: 道路新設改良費で、トンネル長寿命化修繕計画策定事業があるが、これは新庄区の約100年経過している石積みアーチ工法のトンネルだと思うが、どのような修繕計画の策定になるのか。

回答: 100年経過している、新庄区の田代トンネルの耐震調査は、現在レベル2の段階で、構造機能に支障が生じていなく、予防保全の観点から措置を講じることが望ましい状態にあると診断結果が出た。今後の修繕計画を立てなければ、悪い部分があった場合には、国の補助対象にならないため、今後の国の補助事業にするためには、5年に1回ずつの点検が必要になるため、維持管理をしていくために今回計上した。

<教育費>
質疑: 地区公民館施設整備事業として、北公民館をモデル地区として実施しているが、他の地域への波及状況はどうなっているのか。

回答: 地区公民館の今後の展開について、北西郷公民館では先行してモデル事業として日向、笹田、早瀬の3地区で展開している。利用数も4つの地区公民館の中で一番多い利用実績となっている。南西郷公民館については西小学校内にある旧文化財室を利用して、職員を配置し実施している。耳公民館については、美浜町歴史文化館内で職員、施設とも兼ねているが、将来的には独立した形で展開をしたい。山東公民館については、佐田出張所と併設していて手狭な状態になっている。山東地区では、距離的に地区が離れているので、各集落の公民館等を有効活用するアウトリーチ型の運営も検討している。各活動は少し温度差や実績の違いがあるので、今後展開を考えて進めていきたい。

<歳入>
質疑なし。


議案第34号 令和元年度 美浜町診療所事業特別会計補正予算(第1号)
質疑: 丹生診療所は、診察日がいつになっているのか。また、予約が必要なのか。

回答: 今年の状況は、月曜日、水曜日、金曜日の診察が可能になっている。ただし水曜日の午後は休診になる。現在中核病院との連携が必要になっているので、丹生診療所においても、月・金曜日は美浜に赴任している医師が診察して、水曜日は敦賀病院からの医師が診察をしている。美浜に赴任している先生は呼吸器内科で、敦賀病院からの先生は総合内科になる。予約については、休診となる日があるため、あらかじめ本人の希望を聞き、受診できるようにしていきたい。


議案第35号 令和元年度美浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
質疑: 医療給付費の905万4千円の減額は、どういう要因なのか。

回答: 当初予算要求時には、その時点での医療費を推測して納付金の仮算定額が決められていたが、今回、直近のデータを使うことにより当初の伸び率を下方修正したのが主な減額要因である。


議案第36号 令和元年度美浜町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
質疑なし。


議案第37号 令和元年度 美浜町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
質疑: 低所得者保険料軽減繰入金の543万円は、国の全額補助金なのか。

回答: 内訳は、543万のうち2分の1が国費で、4分の1が県補助金で、4分の3が公費負担となる。


委員会採決の結果

(1)議案第33号、令和元年度美浜町一般会計補正予算(第1号)は賛成多数をもって承認することに決しました。河本反対×

(2)議案第34号 令和元年度美浜町診療所事業特別会計補正予算(第1号)は全員賛成をもって承認することに決しました。河本賛成○

(3)議案第35号 令和元年度美浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は全員賛成をもって承認することに決しました。河本賛成○

(4)議案第36号 令和元年度美浜町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)は全員賛成をもって承認することに決しました。河本賛成○

(5)議案第37号 令和元年度美浜町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は賛成多数をもって承認することに決しました。河本反対×

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