美浜町議会(2019・3)本会議・討論

議案第14号 平成30年度美浜町一般会計補正予算(第5号)
 「議案第14号 平成30年度美浜町一般会計補正予算(第5号)」に対し、反対する立場から討論を行いました。議案第22号にも関連するので一括して討論しました。

 平成30年度美浜町一般会計補正予算(第5号)は、歳入歳出それぞれ「8億8292万9千円」を追加し、総額を「94億4316万3千円」とするものです。
 事業については、事業実績や年間支出見込に基づく減額補正が大半を占める中、主に「主要な基金積立」と「三方五湖に浮かぶ天空テラス整備事業」、「要配慮者等屋内退避施設整備事業」の合計金額10億2225万円が、予算増額の主な要因であります。
 「ふるさと応援基金積立金」と「まちづくり基金積立金」への充当は必要です。しかし、その合計金額が2億2018万7千円も積み立てる余力があるのなら、「学校給食費の無償化」や「子ども医療費の無料対象の拡大」など、医療・福祉、子育て、教育の支援事業拡大にもっと目を向けるべきです。
 「美浜町保健福祉センター大規模改修事業基金積立金」は2億3136万2千円ですが、平成31年度実施予定の事業費は概算で5億1200万円と巨額です。「子育て支援センター」の現在の場所からの早急な移転は必要ですが、支援と交流を分ける行政の考えと、支援と交流を一緒にする私の考えは、「子育て支援センター」の施設整備や運営に大きな違いが出ることから、この予算を認めることはできません。
 また、「三方五湖に浮かぶ天空テラス整備事業」の1億5570万1千円は、観光客・交流人口の増加に期待したいところではありますが、ハコモノ頼りという感覚が払拭できないこと、一部山頂の景観を損なうような建物があることから認めることはできません。
 美し美浜「インバウンド」雇用創出プロジェクト事業では、美浜の観光プロモーション映像が「第1回 日本国際観光映像祭」の日本部門CMカテゴリーで最優秀賞に選ばれておきながら、地域でインバウンド対策を行う人材を確保できていません。人材を確保する予算が認められているにも関わらず、予算が執行できずに地域のインバウンド対策が停滞しているようでは、いくら立派な賞をもらっても無意味です。
 また、今回の補正予算の中に組み込まれている「子育て世帯等支援プレミアム付商品券事業」の83万9千円は、国が今年の10月から消費税を10%に上げるため、その対策として国が新たに商品券を発行し、低所得者や子育て世帯等の消費の落ち込みに対応するため、地域経済対策を行うというものです。
 しかし、家計を直撃し、消費不況をさらに深刻にすることが分かっていて、対策が必要になるのであれば、はじめから消費税を取る必要はありません。
 消費税の増税は、低所得者ほど負担が重くなり、貧困と格差をさらに拡大させ、地域経済を破壊します。消費税増税中止こそ最良の地域経済対策です。
 今回のように「子育て世帯等支援プレミアム付商品券事業」という名目で、実質的に低所得者や子育て世帯、地方から、気がつかないように消費税増税を容認させていく国のやり方は認められません。
 以上、「議案第14号 平成30年度美浜町一般会計補正予算(第5号)」、「議案第22号 美浜町保健福祉センター大規模改修事業基金条例の制定について」と合わせて反対する理由を述べました。


美浜町健康楽膳拠点施設の指定管理者の指定について
 3月定例会最終日の今日、「美浜町健康楽膳拠点施設の指定管理者の指定について」追加提出議案が上程される予定だったので、以下の反対討論を準備していました。
 しかし、全員協議会でも慎重意見が多かったこともあり、行政は「美浜町健康楽膳拠点施設の指定管理者の指定について」の議案上程を見送りました。
 準備していた原稿を載せておきます。

 日本共産党の河本猛です。
 私は、ただいま討論の対象となっております「議案第○○号 美浜町健康楽膳拠点施設の指定管理者の指定について」に対し、反対する立場から討論を行います。

 美浜町健康楽膳拠点施設の指定管理者の指定については、美浜町が人材派遣会社の「グッドスタッフ」を選定し、議会に承認を求めるものであります。
 「こるぱ」について行政は、当初の商業施設という説明から、町民の「食、運動、健康」という健康づくり、さらには直販の機能を生かした農林水産業や三方五湖ゾーンの観光産業の振興が期待できる「公益施設」であるという考えに変化しています。
 町民の健康づくり、地元の産品、観光振興を考える「公益施設」なら尚のこと、地元の事業者が指定管理者として活躍できる施設にするべきです。
 人材派遣会社の「グッドスタッフ」は、町内どころか、県内にも事業所がありません。美浜町や福井県に根を張った企業ではないことから、新規の事業開拓には積極的ですが、会社の利益にならなければ撤退も早くできます。2度の指定管理者募集にもかかわらず、県内にも事業所を持たない人材派遣会社に選定されたことは、大きな期待はずれであります。
 人材派遣会社の「グッドスタッフ」は、初年度の売り上げ見通しを2500万円程度としており、町が期待する規模に合致していると言いますが、2年目以降の集客目標や売り上げ見通しを示されなければ判断の仕様がありません。
 また、コストの縮減についても縮減効果の主なものが人件費であっては、「こるぱ」で働く町民の意欲にも影響します。町内住民からの雇用者を優先的に採用し、運用するのであれば、想定している労働賃金、人件費を含めた管理運営計画を議会に示すべきです。
 「こるぱ」のグランドオープンは、当初の4月予定から7月に延期されました。当初の予定通り、4月にオープンするのであれば、今定例会の閉会日に追加提出議案として審議し、結論を出す必要があります。
 しかし、グランドオープンは7月に延期されたので、今定例会閉会日に拙速な結論を出す必要はありません。
 4月か5月に臨時会を開き、「グッドスタッフ」が示す管理運営計画を議会としてしっかり時間をかけて審議・検証し、結論を出すべきだと考えることから、本議案を認めることはできません。
 以上、「議案第○○号 美浜町健康楽膳拠点施設の指定管理者の指定について」に反対する理由を述べまして、討論を終わります。
という原稿を用意していました。

画像

日刊県民福井記事↑


3月議会 議案に対する賛否の判断「河本たけし」

・議案第14号 × 平成30年度美浜町一般会計補正予算(第5号) (賛成多数)私を含めて2人が反対しました。
 歳入歳出それぞれ8億8,292万9千円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ94億4,316万3千円とするものです。
 今回の補正予算については、歳出面で本年度に実施してきた各事業の実績等に基づく減額補正や各種基金への積み立て、レインボーライン山頂の整備費、要配慮者等屋内退避施設の整備費等が主なものであるとしています。
 また、歳入面では、本年度予算編成時において、まちづくり基金の一部を取り崩し、財源として充当することとしていたが、それぞれの事業実施にあたって事業規模の最適化や効率的な予算の執行等に努めた結果、これに見合う一般財源の確保ができたことから、3,333万3千円の取り崩しを取りやめるとともに、その他財源補正等を多くの費目で計上したとしています。
 総務費においては、ふるさと納税寄附金を財源に、美浜町総合振興計画に掲げる将来像の実現に向け必要な資金を積み立てる「ふるさと応援基金積立金」として7,018万7千円、健康で快適なまちづくりに資する事業に必要な資金を積み立てる「まちづくり基金積立金」に1億5,000万円を計上しています。
 民生費では、保健福祉センター「はあとぴあ」の大規模改修に必要な資金を積み立てるため、美浜町保健福祉センター大規模改修事業基金を新たに設置し、その積立金として原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金から2億3,136万2千円を計上しています。
 農林水産業費では、丹生地区及び菅浜地区の農業用施設の改修に必要な資金を積み立てるため、新たに美浜町丹生地区農業用施設及び菅浜地区農業用施設改修事業基金を設置し、その積立金として電源立地地域対策交付金から7,000万円を計上するとともに、同じく、水産振興施設の整備に必要な資金を積み立てるため、新たに美浜町水産振興施設整備事業基金を設置し、その積立金として電源立地地域対策交付金から3,200万円を計上しています。
 商工費では、地方創生の推進に向け、レインボーライン山頂で観光振興の先導的な拠点づくりを進めるため「三方五湖に浮かぶ天空テラス整備事業」として1億5,570万1千円を計上しています。
 土木費では、町道久々子・金山線及び町道佐柿・郷市線の道路改良事業に必要な資金を積み立てるため、新たに美浜町町道久々子・金山線及び町道佐柿・郷市線道路改良事業基金を設置し、その積立金として電源立地地域対策交付金から6,000万円を計上しています。
 消防費では、山上地区における放射線防護対策施設の整備や、施設の運営に必要となる原子力防災資機材の購入費等に2億5,300万円を計上しています。
 以上が今回の補正予算の主なものです。これに見合う主な財源として、国庫支出金で2億7,760万8千円、県支出金で6億457万3千円等を充当して収支の均衡を図り、また、国・県からの補助金や電源立地地域対策交付金等の特定財源を有効に活用するために一般財源との財源補正を行ったとしています。

・議案第15号 〇 平成30年度美浜町診療所事業特別会計補正予算(第2号) (全員賛成)
 丹生診療所、東部診療所で医薬材料費、機器借上料等の減額等に伴い、歳入歳出それぞれ2,223万4千円を減額し、予算総額を1億2,805万1千円とするものです。

・議案第16号 〇 平成30年度美浜町介護保険事業特別会計補正予算(第3号) (全員賛成)
 介護保険事業勘定で、介護給付費準備基金利子を基金に積み立てるもので、歳入歳出それぞれ15万8千円を追加し、予算総額を12億3,677万2千円とするものです。

・議案第17号 〇 平成30年度美浜町集落排水処理事業特別会計補正予算(第3号) (全員賛成)
 日向地区の漁業集落排水処理施設に係る機能保全調査と保全計画の策定を行う漁業集落環境整備事業で、事業の一部を繰り越さざるを得ない事情が生じたことから、繰越明許費を計上したとするものです。

・議案第18号 〇 平成30年度美浜町産業団地事業特別会計補正予算(第1号) (全員賛成)
 産業団地事業特別会計減債基金利子を基金に積み立てるもので、歳入歳出それぞれ1万5千円を追加し、予算総額を895万8千円とするものです。

・議案第19号 〇 平成30年度美浜町住宅団地事業特別会計補正予算(第1号) (全員賛成)
 事業費の確定による住宅分譲促進事業の減額や、住宅団地売払収入の増収に伴い、土地開発基金及び一般会計に対する繰出金が増額したことにより、歳入歳出それぞれ1,163万円を追加し、予算総額を8,715万5千円とするものです。

・議案第20号 〇 美浜町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について (全員賛成)
 国民健康保険法の規定に基づき、一部負担金の減免等に関する規定を整備したく、本案を提出したとするものです。

・議案第21号 〇 美浜町水道法施行条例の一部を改正する条例の制定について (全員賛成)
 水道法施行令等が改正されることに伴い、布設工事監督者と水道技術管理者の資格区分に変更が生じることから、関係規定を整理したく、本案を提出したとするものです。

・議案第22号 × 美浜町保健福祉センター大規模改修事業基金条例の制定について (賛成多数)
 美浜町保健福祉センター大規模改修事業に必要な資金を積み立てたいので、これに係る基金条例を制定するというものです。

・議案第23号 〇 美浜町水産振興施設整備事業基金条例の制定について (全員賛成)
 美浜町水産振興施設整備事業に必要な資金を積み立てたいので、これに係る基金条例を制定するというものです。

・議案第24号 〇 美浜町町道久々子・金山線及び町道佐柿・郷市線道路改良事業基金条例の制定について (全員賛成)
 美浜町町道久々子・金山線及び町道佐柿・郷市線道路改良事業に必要な資金を積み立てたいので、これに係る基金条例を制定するというものです。

・議案第25号 〇 美浜町丹生地区農業用施設及び菅浜地区農業用施設改修事業基金条例の制定について (全員賛成)
 美浜町丹生地区農業用施設及び菅浜地区農業用施設改修事業に必要な資金を積み立てたいので、これに係る基金条例を制定するというものです。

・議案第26号 〇 美浜町保健福祉センターの指定管理者の指定について (全員賛成)
 美浜町保健福祉センターの指定管理者の候補者として、美浜町公の施設指定管理者選定審議会の意見を聴いて社会福祉法人 美浜町社会福祉協議会を選定したので、同法人を美浜町保健福祉センターの指定管理者として指定したく、議会の議決を求めるというものです。

【追加提出議案】

・議案27号 〇 美浜町課設置条例の一部を改正する条例の制定について
 第五次美浜町総合振興計画及び美浜創生総合戦略に掲げる施策の実現に向け、さまざまな課題の解決や政策推進に柔軟かつ果敢に対応できる行政組織をつくるため、美浜町課設置条例の一部を改正するというものです。

・同意第1号 〇 美浜町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
 委員の任期が満了となるため、引き続き選任したく、議会の同意を求めるというものです。

・諮問第1号 〇 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
 委員の任期が満了となるため、新たに委員を法務大臣に対し推薦したく、議会の意見を求めるというものです。

・諮問第2号 〇 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
 委員の任期が満了となるため、引き続き委員を法務大臣に対し推薦したく、議会の意見を求めるというものです。

・諮問第3号 〇 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
 委員の任期が満了となるため、引き続き委員を法務大臣に対し推薦したく、議会の意見を求めるというものです。

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