美浜町予算決算常任委員会(2018・6)の要旨

(1)議案第41号  平成30年度美浜町一般会計補正予算(第1号)

<総務費から衛生費>

質疑: 今回の高度化事業の関係で、いろんな箇所へ業務委託しており、かなり高額に見えるが、公共用地の太陽光電気設備の委託料2件の業者の選定方法は。

回答: 原則として、競争入札をさせていただきたい。

質疑: 指名の事業所を行政はどうやって見つけるのか。

回答: 指名願いが出ており、実績や町の選定基準に基づいて行っている。

質疑: 公共施設と産業団地の太陽光発電設備の委託は1つでも良いと思うが、何故違うのか。

回答: 産業団地については大規模なものであり、それが設計できる業者は町内にはなく、実績がある業者に発注することになると思う。創生戦略課が所管で事業を実施して行く。

質疑: 国から大きな予算を取って来ても町には何も落ちないで、全部県外・町外の大きな業者に持っていかれるのでは、何のために大きな事業を受けているのか見えない。少しでも地元へ向く方向は考えられないのか。

回答: 町内に必要な技能・技術を持った業者がいれば、地域振興・業者育成の観点から選ばせていただくが、規模の大きなものについては、地元だけでは困難なところもある。できるだけ分割するなど、地元業者が受注できるようにしていきたい。

質疑: 現状では、町内の電気設備業者が実績を作れない状況にある。大手事業者とJVを組むよう指導するなど、将来参入できるよう地元業者を育てる努力をして欲しい。

回答: 基本的には地域の中でお金が回る仕組みというのが基本と考えており、発注の方法は、それを念頭にこれからもやっていきたい。

質疑: 庁舎改修事業では、CO2の削減のために空調設備更新に1,926万円も使うため、結構大きな附属設備が必要になると想像するが、システムのモデルみたいなものはないのか。

回答: 国の採択を受けるためにCO2の削減に向けた先進性と他の施設にも波及することが必要でいろいろなパターンを考えており、8パターンくらいを想定し検討中である。

質疑: 一般財源からの支出でこれだけの金額を使って選定して、導入した時の効果は見込めるのか。

回答: 効果はある。今回一般財源で全部計上しているが、LEDと空調関係を全部改修すると4億円規模の工事となり、国の補助金を受けるということで、実施設計を来年の5月に申請するが、それに向けて設計をするものである。

質疑: 地域主導型再生可能エネルギー利用促進調査事業で、モデル地区3地区を選定して調査を行うとなっているが、どういった範囲を調査するのか。また、1件あたり1,000万円は、かなり高額ではないのか。

回答: 3地区というのは、1集落単位、あるいはいくつかの集落を合わせた地域で、取り組みたいところに手を挙げていただくのを基本に、再生可能エネルギーを使いながら地域の課題を解決していくことが目的である。町のエネルギービジョンや事業計画を取り組んでいく地域版で、地域が主導的に取り組んでいくという考えである。発注に当たっては、再度内容を精査して進めていく。

質疑: 委託業者が、地域で太陽光や風力・小水力の可能性を把握した上で、町全体の中から3地域を選定し、採算性の検討、産業としての有益性を見出してもらうなどのすべてを行うのか。

回答: 委託業者が地域を選定するというのではなく、地域のやる気が一番肝要であり、それぞれの地域にある課題を洗い出していく手伝いをしてもらう、再生可能エネルギーを使ってどのように解決していくのかなど、支援・課題解決の仕組みを作ってもらおうと考えている。

質疑: モデル地区を作っての投資効果、採算性・目途はどのように考えているのか。

回答: 地域の発電所を作りましょう、出資はどうするか、電気を売る、売上をどういうふうに地域に回していくかなど、コンサルを使いながら支援していく事業というふうに捉えていただきたい。

質疑: 経営資源、人的な資源が地域でどこまで機能できるか心配である。自費で視察した町では、町民が小さな風力を作るのに、その町の財政の2倍の資金が必要で、アンケート調査、ヨーロッパへの視察、地域での講演等を行い地域の関心を高めてきたが、行政はどのように考えているのか。

回答: 地域の関心を高めることは、事業を進めるのに非常に大事だと考えている。補正予算の承認をいただければ出来るだけ早く、区長等を対象とした説明会をさせていただき、関心を高めていきたい。

質疑: 自然保護対策費で海岸清掃委託料というのが11万2千円とあるが、当初予算にプラスするのか、これが何年間かの事業になるのか。

回答: 当初予算でも委託費を見ているが、海水浴シーズンに合わせた清掃作業ということで、今回追加した。従来見ていない、要望としてあったものを予算化した。

質疑: 従来無かったものとは、どういう清掃作業か。

回答: 早瀬海岸の海藻等の除去である。

質疑: 工事請負費に海岸の整備事業と自然公園施設の整備とあるがなにか。

回答: 早瀬海岸の進入禁止のポール設置工事で、ジェットスキー、水上バイク等の乗り入れを禁止するものと、くるび浜の従来からのキャンプ禁止区域に看板を設置するための予算である。


<農林水産業費から商工費>

質疑: バイオマスの資源利用多目的調査業務委託料、バイオマスというのは福井県でもいくつもやっており、良い結果が出ていないと思うが、どのような内容の調査をするのか。

回答: 地域エネルギーとして木質バイオマス、間伐材や、施設園芸を推進しているので、農業系の残渣といったものがあり、その利活用についての調査で、資源の利用可能性の把握、事業モデルの検討や事業採算とさらに継続に向けた課題等に対し、検討を行って行きたい。地場産業の活性化に対するバイオマス産業の可能性があるのか、まず調査したい。

質疑: 観光費でサマーフェスティバルの協賛金として300万円あるが、実際の経費に対してどのくらいの割合なのか。

回答: 全体の費用としては700万円強になるかと思う。半分以上は協賛金を集めて実施している。

質疑: 林道橋梁点検事業だが、場所が14ヶ所あるというが、全てを1年間で行って、475万円なのか。

回答: 今回の林道橋梁点検は、10メートル以上の物を対象に14橋、国の補助事業で調査を行う計画である。全体では52ヶ所ある。今回初めて実施する。

質疑: 間伐材の利用搬出促進事業の補助360万円だが、搬出後の計画はあるのか。

回答: 最終的に販売するが、間伐をした後、搬出・運搬に係る経費が高くつくため、その経費の一部を助成し、搬出利用を促進するものである。


<土木費から教育費>

質疑: 空家対策事業で数年前から強風等で倒れ、放置状態の崩れかけた家屋があり、何とかしようと強制撤去ができる条例まで作ったが、未だにそのままの状態である。強制執行はできないのか。

回答: ご指摘いただいた件は把握しており、やっと町の補助を使って解体するところまで話を進めている。条例では、周囲に危険が生じる恐れのある場合は緊急回避の形で強制的に対処するというような形を取らせていただいている。

質疑: 危険な状態じゃないとできないとのことだが、現状は、道は通行できず近隣には衛生的に悪い状態である。実行して欲しい。

回答: 年度内に解決できる目途がたってきたので、お待ちいただきたい。

質疑: 固定資産税が一定料であるため、一年放置したら倍になるなど、上げていく対策は取れないのか。

回答: 空家対策特別措置法では、勧告が出るとその土地の固定資産税の減免措置は無くなり、通常の評価額に戻る。ご指摘いただいたところは、家屋を撤去すると地代が上がるため、今の固定資産税を払っている方が安いという理論である。町が勧告を出せば、減免措置は無くなると説明して理解を求めている。

質疑: 家屋を壊し更地にしたら固定資産税が上がるが、壊したら減免するという制度は作れないのか。

回答: この件は、昭和30年代に住宅の建設促進のため、遊んでいる資産に住宅建設を促す施策として、税を6分の1に軽減するというような制度である。空家となって勧告が出ると軽減が外れるという形であるが、こちらの議論は国家的なものになり、単独の自治体では非常に難しいことではないかと考える。

質疑: 地籍調査費で地籍調査をして、境に杭等の印をつけるのか。また、この調査によるトラブルはなかったのか。

回答: 境界に杭を打ち、座標を出し、法務局に提出する。調査を行っている中寺区については、今のところトラブルは無い。基本的には地元の推進委員を4、5人選んでいただき、事業を進めている。地元と役場が一体となってこの事業を進めなければ進まない。

質疑: 教育費の眠育・不登校対策事業の内容を詳しく説明して欲しい。

回答: 事業内容は、101万2千円ということで新年度の組織改編で、すくすく美浜っ子支援室という室が設けられた。教育政策課に事務担当を置き、関係課と連携して7人で対応している。アドバイスしていただく方の報償費等を計上している。不登校の児童生徒数は、美浜町では6、7人くらいで推移しており、学校に来ていただけない子供さんは、現実存在している。その子供たちの学習機会を確保するという意味で、在宅でも学習をできるような仕組みを導入する経費を上げている。

質疑: 不登校に関して苦労されている方がおられると聞く。気長に継続して子供たちの手助けになれるよう、普通に登校できるようになる仕組みを構築していただきたいが如何か。

回答: 不登校あるいは気がかりな児童生徒ということに対しては、以前からの対策は学習支援員とか生活支援員を配置している。不登校になってしまう、あるいはその予兆がある児童生徒に関しては、県費のカウンセラーだけでなく、町自体でスクールカウンセラーを配置している。今回支援室は、学校だけで解決できない分の対策をしていきたい。

質疑: 眠育・不登校対策事業というのは県内でやっているのは美浜だけなのか。

回答: 当然県下、全国的にも不登校、気がかりな子の支援はやっている。眠育の睡眠調査をしながら、不登校との因果関係をしっかりと確認しながらやるのは全国的にも先駆けてやっている状況である。本年度は保育園の5歳児から調査を始めるのは、当町のみと考える。


<歳入全般>

質疑: まちづくり基金繰入金だが、今回は事業関係に使うが、自由裁量になる基金だったのか。

回答: まちづくり基金の条例としては、活力に満ちた地域づくりを推進し、もって健康で快適な町を建設するためということで、事業実施に充てる場合は、処分することができるということになっている。

質疑: 使い道が決まっている基金だと思うが。

回答: 基金の目的を達成するための事業については、処分して良いと思っている。


(2)議案第42号 平成30年度美浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)

質疑: 重複して医者に掛かるのを抑制する計画であるが、世の中では、セカンドオピニオン、サードオピニオンするのが当たり前だがどうか。

回答: 医療としては必要な場合もあると思うが、風邪などの軽微な病気に同じ薬が出たり、いらない検査をしたり無駄なものがある。自分の状況がわかる、かかりつけ医や薬局をつくることで医療費の適正化をしていくこととしてご理解いただきたい。

質疑: 国民健康保険の加入者数が減り、65歳から74歳の前期高齢者が増えてきている。後期高齢者がさらに増えるということになるのか。

回答: 75歳から後期高齢者になるが、町民の高齢化によって今後増えると思われる。今の若者が少なくなっているというよりも、率として上がってきていると言える。

質疑: 国民健康保険の加入者が減少するのは、ただ若者が減っていくというだけか。

回答: 町民の人口がまず減ってきているというのが第一にあり、その中で高齢化が進んでいるので、高齢者の割合が高くなっていく。


(3)議案第43号 平成30年度美浜町集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)

質疑: 坂尻から公共下水に繋ぐまでの区間はどこからどこまでか。

回答: 今予定しているのは、坂尻バス停付近に川を挟んで処理施設があるが、そこから昔の国道をとおり椿トンネルを抜けて花舎の交差点付近へ持っていく。そのまま木野方面へおりて公共下水に繋ぐか、もしくは佐柿集落内の管路を利用して、ファミリーマート横の小倉区の方から来ている町道の汚水管に繋ぐか、どちらか安くなる方向で検討していく。


(4)議案第44号 平成30年度美浜町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)

質疑はありませんでした。


(5)議案第45号 平成30年度美浜町上水道事業会計補正予算(第1号)

質疑: 設計委託は、町内業者での競争入札なのか。

回答: 町内業者はいないため、敦賀市内や美浜町に営業所のある業者になる。


委員会採決の結果

(1)議案第41号  平成30年度美浜町一般会計補正予算(第1号)は賛成多数をもって承認することに決しました。河本反対×

(2)議案第42号 平成30年度美浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は全員賛成をもって承認することに決しました。河本賛成○

(3)議案第43号 平成30年度美浜町集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)は全員賛成をもって承認することに決しました。河本賛成○

(4)議案第44号 平成30年度美浜町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)は全員賛成をもって承認することに決しました。河本賛成○

(5)議案第45号 平成30年度美浜町上水道事業会計補正予算(第1号)は全員賛成をもって承認することに決しました。河本賛成○

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