美浜町議会(2017・9)本会議・討論

議案第43号 平成28年度美浜町一般会計歳入歳出決算の認定について

 議案第43号、平成28年度美浜町一般会計歳入歳出決算の認定に対し、反対する立場から討論を行いました。

 平成28年度の歳入決算額は105億3035万8千円、歳出決算額100億7357万2千円で、歳入歳出ともに前年度に比べ増収増額となり、はじめて100億円を超える決算となっています。
 平成24年には71.9%まで下げた将来負担比率も、平成26年から上昇傾向にあり、平成28年度には117.4%まで上昇してきていることは見過ごすことはできません。また、建設費が占める割合も増加しています。
 個別事業について、エネルギー環境教育体験施設整備事業は、設備にお金をかけ過ぎて維持管理や運営経費がかかりすぎる施設は、採算も取れず、指定管理者の成り手も見つからなくなり閉鎖に追い込まれ、結局、自治体財源を食いつぶすだけだと建設当初から反対しています。
 総合運動公園改修事業は、国体関連の整備補助では行われない野球場のバックスクリーンの改修などに反対。
 マイナンバー導入整備事業についても、通知カードから個人カードへのカード化率が進んでおらず、さまざまな情報が個人番号カードに集積されることには、国による個人情報の掌握強化・国民監視につながり、プライバシー侵害などデメリットしかないことなど、危険性に加え必要性がないことから停滞は明らかであり、システム的にもマイナンバー制度の構造そのものがセキュリティーを弱体化させるもので、いくらセキュリティーを強化しても無駄だということも指摘してきたので、本議案を認めることはできないと反対する理由を述べました。


議案第55号 平成29年度美浜町一般会計補正予算(第3号)

 議案第55号、平成29年度美浜町一般会計補正予算(第3号)に対し、反対する立場から討論を行いました。

 平成29年度美浜町一般会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ、「5億2208万6千円」を追加し、総額を「89億8238万5千円」とするものです。
 事業の中には、「緑のふるさと協力隊受入事業」や「子ども医療費助成事業」など、期待が持てる事業もあります。
 しかし、福井県園芸研究センターの敷地内に、町が予算を投じてレストランと直売所を整備する園芸拠点整備事業の1億3737万4千円は、公益性も低く、美浜の農山漁村振興に今すぐ必要な施設とは考えられません。
 町は、観光PRのためにも国体までに整備を進めたいといいますが、国体を観光PRに活用するなら、民間の飲食店や民宿・旅館の取り組みこそ活かすべきです。
 この整備事業は、園芸体験学習や薬草の研究、「食養」を目的とした県の事業計画に、町が協力しているものですが、県の事業そのものが国体には間に合わないことも問題です。
 国体に合わせた観光PRのためなのか?農山漁村の振興のためなのか?町は、施設建設のために観光や農業振興の拠点になるなど聞こえの良いことを言いますが、県の事業計画と歩調を合わせず、町がレストランや直売所を整備しても意味がありません。
 県の園芸研究センターの敷地内で、県の事業計画に合わせて行う事業ですから、体験学習や薬草の研究、農産物の生産拡大につながる取り組みが軌道に乗ってからの整備でも遅くないと思います。
 主体性のある住民の取り組みも意識も確立されていない状態で、先にハコモノを建設しても、将来的な見通しも立ちません。結局は、建設費にしても維持管理費にしても、住民のために使える財源が無駄になってしまうことになります。
 また、県の事業計画に、県の補助金が付かないことも疑問です。美浜町は県と協力しながらレストランと直売所の事業を行うとしていますが、県が補助金を付けない以上、運営の責任はすべて美浜町にあるわけです。県はレストランと直売所に関して、全く責任を負わない逃げ道をつくっていることにも納得がいきません。
 今、住民のために使える財源をレストランと直売所の整備に使わなくても、民間の飲食店や住民の力を借りれば、ハコモノ建設以上の取り組みができるはずです。
 住民生活の負担軽減に目を向ければ、公益性も低く、県も補助を付けないような不要不急の施設を認めることはできません。
 また、今回の補正で1億2865万8千円もの「まちづくり基金」が取り崩され、基金の残りが約7000万円にまで減少することも容認できないので、本議案を認めることはできないと反対する理由を述べました。


議案第61号 美浜町営土地改良事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第61号、「美浜町営土地改良事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定」に対し、反対する立場から討論を行いました。

 この条例は、土地改良法などの一部を改正する法律の施行に伴い関係規定を整理する必要が生じたものでありますが、現行制度では、農地中間管理機構が借り入れた農地について行われる基盤整備事業について、その地域内の農業者の3分の2以上の同意が必要です。
 しかし、改正された土地改良法は、地域内の農業者3分の2以上の同意を廃止しています。
 所有者が知らずに事業が進められたり、反対する人がいた場合どう対応するのか不明確で、地域が共同で進める農地管理に混乱が生まれる恐れがあることから本議案を認めることはできないと反対する理由を述べました。


発委3号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出について

 発委3号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出に対し、反対する立場から討論を行いました。

 森林吸収源対策の推進は必要だと思いますが、同意見書はその財源として「全国森林環境税」の早期創設を国に求めています。
 しかし、「森林環境税」は、同じ趣旨の「独自税」を導入している府県が存在していることから「二重課税」だとして自治体からの反対が相次いだ経過があります。
 また、財源については、地球温暖化対策税など今ある財源の中で使い方を考え、森林吸収源対策を位置づけるべきだと思います。
 意見書が求める「森林環境税」は、「必要な財源に充てるため、都市・地方を通じて国民に広く負担を求める」とし、地方税である個人住民税に上乗せする形で国による徴収が想定された税です。
 日本共産党は、国民に広く負担を求めるのではなく、環境を損なう要素となっている有害物質などを排出している企業などの責任と負担を明確にするべきだと考えます。
 国民に広く負担を求めるのは、あらゆる消費活動に課税する消費税と考え方が同じです。負担能力を無視した一律の国民課税には反対だと理由を述べました。


9月議会 議案に対する賛否の判断「河本たけし」

 ・議案第43号 × 平成28年度美浜町一般会計歳入歳出決算の認定について
 平成28年度の町財政は、一般会計において平成27年度と比較すると、その規模は大きく増加し、歳入で105億3035万8千円、歳出で100億7357万円と過去最大の決算規模となり、歳入歳出ともに初めて100億円を超える決算規模となっています。
 決算規模が大きくなった主な要因は、エネルギー環境教育体験館の建設や総合運動公園施設の改修工事、要配慮者等屋内退避施設整備など普通建設事業で約7億3千万円余りの増額、また、財政調整基金や企業誘致助成事業基金、ふるさと応援基金などの積立金で約2億4千万円余りの増額となったことなどが主な要因です。

 ・議案第44号 ○ 平成28年度美浜町診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第45号 ○ 平成28年度美浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第46号 ○ 平成28年度美浜町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第47号 ○ 平成28年度美浜町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第48号 ○ 平成28年度美浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第49号 ○ 平成28年度美浜町集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第50号 ○ 平成28年度美浜町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第51号 ○ 平成28年度美浜町産業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第52号 ○ 平成28年度美浜町住宅団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第53号 ○ 平成28年度美浜町道路用地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について

 ・議案第54号 ○ 平成28年度美浜町上水道事業会計決算の認定について

 ・議案第55号 × 平成29年度美浜町一般会計補正予算(第3号)
 歳入歳出それぞれ5億2208万6千円を追加し、予算総額を89億8238万5千円とするものです。
 補正予算の主な内容は、総務費において、山上バス停待合所の老朽化に伴いバス停待合所建設工事を実施する公共交通運行事業として250万9千円、園芸拠点施設建築工事の実施や施設備品を購入する園芸拠点施設整備事業として1億3737万4千円、平成28年度の一般会計歳入歳出決算上生じた剰余金を積み立てる財政調整基金積立金として2億70万円が計上されています。
 農林水産業費においては、美浜町ならではの地域資源を活用した魅力あるおみや(特産品等)の開発などを行う美浜おみや開拓事業として719万2千円、土木費では、乗用型小型ロータリー除雪車を購入する除雪車購入事業として1083万8千円、教育費では、平成30年度開催の第30回美浜・五木ひろしマラソン大会の準備経費として374万8千円が計上されています。
 これに対する歳入は、町税4427万4千円、国・県支出金8474万3千円、基金繰入金1億3086万円、前年度繰越金3億5127万4千円等を充当し収支の均衡を図ったとしています。

 ・議案第56号 ○ 平成29年度美浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
 社会保険加入等により保険税還付金及び還付加算金が増加したため62万円を追加し、予算総額を14億2531万9千円とするものです。

 ・議案第57号 ○ 平成29年度美浜町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
 介護保険事業勘定において、前年度における介護給付費等国県負担金等の精算返還金などで2058万2千円を追加し、予算総額を12億1434万2千円とするものです。

 ・議案第58号 ○ 平成29年度美浜町産業団地事業特別会計補正予算(第2号)
 福井県より貸付けを受けた特別経済対策産業団地整備資金貸付金の繰上償還などに係る費用として1億2581万8千円を追加し、予算総額を1億4061万6千円とするものです。

 ・議案第59号 ○ 美浜町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律が改正され、当該条例で引用している条項が繰り下げられることから、関係規定を整理する必要が生じたというものです。

 ・議案第60号 ○ 美浜町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
 介護保険法の一部が改正され、被保険者等に関する調査における過料対象者が追加されたことに伴い、関係規定を整理する必要が生じたというものです。

 ・議案第61号 × 美浜町営土地改良事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について
 土地改良法の一部が改正され、当該条例で引用している条項が繰り下げられたこと等により、関係規定を整理する必要が生じたというものです。

 ・請願第2号 ○ 大飯原発3・4号機の再稼動以前に30km圏自治体と住民への納得できる説明を求める請願

 ・請願第3号 ○ 農業振興に関する請願書

 ・議案第62号 ○ 平成29年度町道佐柿・郷市線耳川橋改築工事請負契約について

 ・議案第63号 ○ 美浜町総合運動公園テニス場改修工事請負契約について

 ・議案第64号 × 美浜町エネルギー環境教育体験館追尾式太陽光発電施設設置工事請負契約について

 ・同意第13号 × 教育長の任命について

 ・発委2号 ○ 地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について

 ・発委3号 × 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出について

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック