美浜町議会一般質問、河本猛(2017・9)

 一般質問(9月議会)の議事録が出来たので載せます。

1、三方五湖サイクリングコースについて
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↑これが三方五湖サイクリングコースですが、美浜駅周辺や県道214号線を活用しようと考えているとは到底思えない。気山駅や三方駅は、サイクリングコースの方が駅に向かって延びている。

河本
 日本共産党の河本猛です。まず、三方五湖サイクリングコースについて質問していきます。
 美浜町は、三方五湖周辺のサイクリングコースの実施設計を進めていますが、福井県や美浜町、若狭町は既にこの図のようなサイクリングコースを示しています。この図を見ますと、気山駅や三方駅を中心に人が集まる拠点となるように見えます。既に、初期計画の段階で、もう若狭町を中心としたサイクリングコースのようにも見えます。
 美浜町としては、始点や終点という人が集まる拠点となるような場所をいったいどこに定めているのか伺います。


町長
 今、観光振興、非常に重要な事業であると考えております。その一環としまして、三方五湖ゾーンは美浜町だけでは開発してもあんま十分でないと、いわゆる三方五湖としてしっかりやっていきたいということで、若狭町と連携を図りながら進めなければならないと考えておりまして、若狭町と県に対して要望もいたしております。
 その中の、重要な対策のサイクリングコースにつきましては、今構想計画を進めてますんで、何点か議員、御質問いただいてますけども、進めておる内容については担当課からお答え申し上げたいなと思います。


商工観光課長
 それでは、私のほうから御質問の拠点となる場所についてということで、お話をさせていただきたいと思います。
まず、拠点として利用するということになりますと、当然接客等の対応が必要となる、そういうふうに考えております。
 そこで、人が常駐した体制、そういったものも当然必要と考えられ、また、公共交通機関等のつながりも考えますと、美浜駅であるとか総合運動公園の管理事務所、また、北地区公民館が候補として考えられると思っております。
 また、将来的にレークセンターの再整備が進めば、当然そういった施設も拠点となり得るというふうなことで考えてございます。


河本
 今、美浜駅ということもおっしゃったんですけど、この図を見ましても、まだ美浜駅を活用するようなことはうかがえないわけです。
 最近、サイクルスポーツを楽しむ人たちが折り畳みの自転車を持って、電車で移動しているところをたびたび見かけます。
 町内外の人を誘客して、サイクリングコースを美浜町の観光の起点とかにして取り込もうと思えば、美浜駅を活用するべきだと思っています。
 サイクリングコースの中には、総合運動公園や水神公園などがコース内に位置しています。美浜駅周辺や松原や久々子などの南西郷地区や北西郷地区の景観の活用を考えたサイクリングコースにしていくべきだと私も思いますし、町民の体力向上やスポーツの振興・強化を図ることも考えれば、美浜駅から水神公園、総合運動公園を周回できるジョギングコースとしても整備・活用していくべきだと思います。
 そのためには、県道214号線、215号線、梅街道、丹後街道の再整備が必要になります。三方五湖サイクリングコースをより有効活用していくために、県や国に対して再整備するよう求めていくべきだと思いますが、町の考え方を伺います。


商工観光課長
 それではお答えさせていただきます。
 現在、久々子湖、日向湖周遊サイクリングコースの整備については、既存の道路を活用し、案内看板や距離表示看板、サイクリング車を誘導するためのブルーライン等の整備を考えております。
 また、既存道路の幅員については、今後必要に応じて県や国とも調整を図っていきたいということで考えているところでございます。


河本
 既存の道路とおっしゃるんですけど、この計画を見ると、既存の道路だけだと美浜駅までの整備が入ってないわけですよね。
 私ども県内の共産党の議員団も、毎年各自治体の要望を掲げて県とは交渉をしているんですが、ことしは7月25日に美浜町が実施設計しているサイクリングコースの充実強化を図るために、県の支援強化と県道214号線の整備を行うように要望をしてきました。
 そのときの県の回答は、美浜町が実施設計を行っていると聞いているんですが、まだ具体的な支援要請がありませんというような回答でした。
 ですが、県としても三方五湖のサイクリングコースを示しているので、美浜町から具体的な要望があればできる限り協力をしていきたいと考えているということも述べていたので、具体的な提案をもって福井県と交渉を進めていくべきだと思います。
 県に支援を求めるに当たっては、美浜町の交渉力が重要となってくると考えていますので、美浜町の行政にしっかりとした交渉力があるのかないのかも今後見きわめていきたいと思っています。

 また、県道の214号線なんですけど、歩道側の柵が木造で木が腐って柵が崩壊している部分もありまして、景観がよくありません。歩道の部分はこれ県が整備することになるのか、町が整備することになるのか、その整備の進捗状況なんかも教えてください。


商工観光課長
 あくまでも歩道部分につきましては、県道214号線、これは日向郷市線になるかと思いますが、この付帯施設ということになってございます。そういったことから、県の管理ということになりますので、今後県に対してしっかりと要望させていただきたいと思います。


河本
 県が整備するものだということなんですけども、美浜駅周辺とこのサイクリングコースをつなぐという意味でも、県道214号線というのは重要な道路なので、県に対してしっかりと要望をしていくように強く求めたいと思います。
 町民の健康とかスポーツ振興や部活動を強化するためには、やっぱりサイクリングコースと兼ねて、ジョギングコースとしても活用できるようにするべきだと私は思ってるんですけども、実施設計というのはジョギングコースとしての活用も考えられているのかどうか伺います。


商工観光課長
 サイクリングコースと呼ばれるものでございますが、その多くは自転車と歩行者等の混在空間ということになっております。
 自然を感じる、季節を感じる、風景を楽しむといったような、自転車では感じることのできない効用を備え、整備するものということでございます。当然、ジョギングコースとしても利用できるものと考えておりますので、そういったところを活用できたらと思っております。


河本
 そこで、大事になってくるのが歩行者と自転車が接触しないような設計になるのかというのが心配です。
 また、自転車と車が接触しないように十分に幅を持った道の整備になるのかというのが気になるとこなんですけど、そういう部分は解決されているのでしょうか。


商工観光課長
 整備に当たっては、道路の拡幅までは想定していないということで、今実施設計を考えているところでございます。
 あくまでも、既存の道路でサイクリストと歩行者、一般通行車両の安全対策及び危険箇所を注意喚起するための標識の設置、そういったものを実施する予定でございます。
 また、歩行者や一般通告車両に対してはサイクリングコースであることを、また、サイクリストに周知させるブルーライン、下にラインを引くということなんですが、そういった設置を現在検討しておりますし、サイクリストのマナーも必要とされることから、路面標示を用いて、注意を呼びかける対策を講じたいと考えております。


河本
 聞いていると、まだまだ不十分な部分があると思ってます。
 県の支援っていうものが明らかになっていないから、町ができる部分で何をしたらええのかなっていうふうに考えていると思うんですね。
 だからこそ、しっかりと国や県に対しても要望を強めて(整備を進めて)いくべきだと私は思ってますので、そこのとこを再検討もして、しっかりやっていただきたいと思います。

※注目点
 はじめは「既存道路の幅員については、今後必要に応じて県や国とも調整を図っていきたいということで考えているところ」と答弁していますが、議論の後半になると「整備に当たっては、道路の拡幅までは想定していない」と、本当のことを言い出します。
 こちらは質問の内容を通告しているので、はじめは質問に合わせてうまくごまかそうとしていますね。こういう部分をあぶりだして、充実強化を図れ!ということも大事です。


2、福井県園芸拠点施設整備事業について

河本
 次に、福井県園芸拠点施設整備事業について質問をしていきます。
 福井県園芸拠点施設整備事業で、町が農山漁村振興交付金6573万5000円と町の負担で7163万9000円を使ってレストランと直売所を整備しようとしています。
 この施設が、どのように農山漁村の振興に役立つのか伺います。


町長
 具体的なことは、また担当課からお答えしますけども。もちろんこの拠点施設整備事業、農業の振興にも我々役に立つと思っております。
 それ以外に、せっかくああいう立派な園芸センターがございますので、そこに集う、来ていただく皆さん方、その園芸試験場を見ていただくだけでなくて、しっかりとどまっていただいて、ある程度楽しんで帰っていただくという施設も必要であると思っております。
 したがいまして、あの施設を活用しながら美浜町として今提案させていただいてます直売所とレストラン、これを整備して総合的な集客、これを目標にやっていきたいなと思っております。もう少し、具体的な内容は担当課長からお答え申し上げたいなと思います。


企画政策課長
 私のほうからも、御説明をさせていただきたいと思います。
 町では、園芸部門を始めとする農業経営の複合化、6次産業化など多角化による儲かる農業を現在進めているところでございます。
 この園芸拠点施設につきましては、基本計画を策定する中で福井県ゆかりの石塚左玄の食育、食養を基本ということで、楽しく膳を囲み、からだと心の健康を育む楽膳の里をテーマと考えているところでございます。
 そこで、年間を通じて健康づくりの一環と一助となるような薬草やハーブを中心に提供する直販施設を新設し、中山間地域の作物としても地域で栽培が広がるように取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 健康づくりをコンセプトに、四季折々の旬の食材を使った食事スペースも一緒に考え、交流人口の増加を図るということを考えております。
 また、当事業の一体となって、その効果を増大させるためにあわせて薬草展示、園芸LABOなど、体験施設を県のほうで整備していただくということで、子供から大人までが楽しく過ごせる園芸の拠点の場としてこの施設を中心に広域集客軸を形成いたしまして、農泊体験、農業体験、町内の周辺施設や観光資源と連携を図ることで農山漁村の振興に寄与するものだと考えているところでございます。


河本
 この農山漁村振興交付金というのは、農山漁村の持つ豊かな自然及び「食」を活用した都市と農村との共生・交流などを推進する取り組み、地域資源を生かした所得または雇用の増大に向けた取り組み、農山漁村における定住を図るための取り組みなどを総合的に支援するものですというふうに書かれています。
 農村漁村振興交付金を使用するのであれば、直接住民が主体となるような農山漁村の取り組みを支援するべきだと思います。
 町の負担もあわせて、約1億3700万円のレストランと直売所が福井県の園芸研究センターに早急に必要になるとは思えないんですね。農山漁村の住民の取り組みに使える交付金なのに、美浜町が福井県を支援しているように見えるんです。
 県の園芸研究センターに、農山漁村振興のための整備が必要なのであれば、県がレストランや直売所を整備する予算を出すべきだと思います。

 町が率先してハコモノを建設しても、レストランの運営計画はどのように考えているのか、また、美浜町の農産物の供給量について十分に供給量を確保できる取り組みが行われているのか、県が取り組む薬草などの研究もこれから整備して始めるものなので、薬草の供給量はまだ間に合わないと思います。
 近隣の飲食店に影響を与えるのではないかという疑問も生じています。
 町は、スマートコンパクトシティの構想の中で、駅前に道の駅を整備しようとしていますけども、町が園芸研究センターの敷地内にレストランや直売所をつくるとなると、道の駅では飲食店や農産物の直売はやらないということなのでしょうか。


企画政策課長
 当事業で整備いたします直売所につきましては、先ほど申し上げました健康づくりをキーとした薬草、ハーブを中心に園芸センターで研究されている果樹、野菜などが販売、また、農家からの一部の販売を協議しているところでございます。
 道の駅につきましては、美浜町スマートコンパクトシティ魅力創造拠点化事業ということで、地域づくり拠点化整備基本計画策定委員会を立ち上げていまして、人が集える場所、コミュニティの機能、防災機能を複合させるなど、アイデアを今現在検討しているところでございます。
 当然、地域の農産物の販売など、それぞれの特色を出して整備することも考えて、今いるところでございます。


河本
 今、行政主導で飲食店や直売所を(町内に)分散設置しても、民間の飲食業者も含めて営業を困難にするだけで、町の魅力アップにもつながりません。
 スマートコンパクトシティの構想の中で、やっぱり飲食店や農産物の直売というのは、駅前の道の駅に集約するほうが町内外の消費者にとっても利用もしやすく、消費効果も大きいと思います。農産物の生産者や飲食店の経営者にとっても利点があると思います。
 園芸試験センターで研究する薬草や農産物は、美浜町の耕作放棄地などを利活用しながら生産拡大をしていく計画をつくって、その取り組みを支援していくことこそ必要だと思います。
 生産した農産物は、民間の飲食店や道の駅に供給することを考えればいいんじゃないでしょうか。県の計画でもあるんですけど、薬草を活用した薬膳や楽膳というメニューも飲食店業者と一緒に共同開発して、(民間の)お店のメニューとして出してもらうほうが有効活用できると思うんですよ。
 そういう努力をすればいいと思うんで、そもそも福井県の園芸研究センターの敷地内に、どうして美浜町の施設が必要になるのかというのが大きな疑問なんです。
 町が整備するレストラン、直売所が町民のために今すぐ必要な公益性の高い施設になるとは到底思えないんですけども、この施設は県の指導で美浜町がレストランと直売所を整備することになるんでしょうか。


企画政策課長
 当地域につきましては、福井県の園芸研究センターの用地の一部に電気事業連合会が原子力レスキューの整備をするところから、当センターの敷地が少なくなったということになります。その代替地として隣接する場所として現在の場所を活用し、開かれた試験場、研究機構という形で集客を行っていくと。また、地域を含めた活性化できないかということで、検討が始まったのが最初でございます。
 そこで、福井県園芸研究センターでは、御存じのとおり昭和13年に美浜町興道寺に設立され、その後昭和36年に現在のところに福井県農業試験場、嶺南分譲として移転したという経緯もございますが、園芸研究センターとしても地域に根差した施設の整備について、今後のあり方として方向性を検討をしているところでございます。
 さらに、地域からの要望もございまして、開かれた園芸研究センターとして、周辺施設や観光資源として連携して集客力を高めた施設にするという思いが一致し、県と町が一体となり、お互いの役割を分担しながら事業を進めるということになってきたわけでございます。
 施設の整備において、地元の利益にかかるものは地元で行うということであり、町では直売所、レストランについて補助事業を活用して整備していくということになったわけでございます。


河本
 いろいろ言われてますけど、これ県の指導と考えていいんですか。


企画政策課長
 先にも申し上げましたとおり、これを整備するに当たり、双方で話をし、収益の部分は美浜のほうでやるという、町の分担でというような分担分けの中でされた部分でございます。


河本
 責任の所在が曖昧なんですけど、今、町の負担と責任でレストランと直売所を運営することなんか町民は求めてないと思うんですよ。
 農村漁村振興交付金についても、約6500万円は農山漁村を取り組みを支援することに使うべきだと思いますし、町負担分の約7200万円の財源も公益性の高いものに使うべきだと思います。医療費の窓口無料化の拡充とか健康保険料の軽減、学校教育費・給食費の無料化など住民の負担軽減にこそ目を向けるべきだと考えます。

 町は、この施設を指定管理者に委託すると説明してきましたが、協同組合とか地域の要請があってこういうレストランと直売所を整備しようとしているのか、それとも町が主導計画した施設を建ててから指定管理者を募集するつもりなんでしょうか、どうなんでしょうか。


企画政策課長
 園芸センター、園芸の拠点といたしまして開かれた、先ほど申し上げましたように、開かれた研究機構としての機能も発揮していくということで、地域の活性化をしていくためにお互いの役割分担をしながら計画を立てているというふうに先ほどから申し上げたと思いますが、直売所、レストランにつきましては、町が指導して計画を進め、指定管理の募集、選定についても準備が整い次第実施いたしまして、事業主体となるものの意見を取り入れながら事業に取り組んでいきたいと考えているところでございます。


河本
 特に住民からの要望はないということで考えてよろしいんでしょうか。


企画政策課長
 住民からは開かれた試験場をということでは要望等は聞いているところでございます。


河本
 いや、私が言ってるのは、レストランと直売所が必要かどうかということが町民から要望として上がってきたのかっていうことを聞いているんです。


企画政策課長
 この施設は、それだけを整備するというわけではございませんでありまして、試験所、研究センター全体で開かれて集客をどういうふうにやっていくかというような形で活性化を図るという中の一つのレストラン、直売所という位置づけですので、一つを取り上げて要望はあるかないかということに対しましてはないわけでございます。



河本
 その県の園芸試験場(研究センター)の必要性とか、拡充とか、どういう取り組みを行っていくかということは、県がやっていけばいいと思うんですよね。
 何でわざわざ町が主導計画して施設をつくらなければいけないのかっていうところがよくわからない。

 飲食店の経営というのは、経営能力とか調理の経験も必要になってきます。協同組合とか地域の要望でないとしたら、新規参入でない限り、既に民間営業の経験がある方が指定管理業者に名乗りを上げるということが想定されます。
 町民の方からは、誰か特定の人が指定管理者になることが決まっているんじゃないかということを言う人もいまして、町が特定の人のために施設を建ててあげるんじゃないかということを疑う人もいます。
 そうでなければ、町内の飲食店の営業を悪化させるようなことを町がするはずがないというのが、私が聞いた住民の意見なんです。
 例えば、今まで飲食店を経営していた人が、主たる営業場所を閉鎖して、行政が建築した建物で営業を始めるということが起きてしまえば、一般の住民からすればそれが政治不信につながり、それを承認した議会への不信にもつながりかねないという問題もあります。そういったところをしっかり私たちも監視していかなければいけないという立場もあります。
 一般的に見ても、民間の飲食店の経営を妨害するだけだというような意見も上がっています。
 公益性もなく、経営も困難が予想される状況で指定管理者のなり手がいるのかということも疑問です。こんな無駄な、無駄遣いというのは住民の理解も得られないと思います。

 指定管理者のなり手があったとしても、赤字経営となった場合は、県と町と指定管理者の一体誰に責任が生じるのでしょうか、伺います。


企画政策課長
 指定管理の管理者の選定におきましても、運営計画を十分協議しながら慎重に進めていきたいと思っているところでございます。
 また、今御質問の当施設につきましては、収益を見込む施設ということでありますので、通常の運営、また、経営経費に関する赤字については基本的に指定管理者の責任であり、創意工夫により継続した営業が可能になるよう努めてもらいたいと考えているところでございます。


河本
 指定管理者に責任があるということなんですけど、この指定管理業者の事業が赤字になった場合、町が一般財源から赤字を補填しなければならないということは生じないんでしょうか。


企画政策課長
 今ほど申し上げましたように、この施設については指定管理者で収益を見込む施設ということでございますので、その事業者がその維持管理費について全てをやっていただくという予定をしてるとこでございます。


河本
 赤字にならないことが前提のようにも聞こえるんですけど、この施設自体が黒字化できないような要因があって赤字経営になれば当然指定管理業者も徹底せざるを得ませんし、次の指定管理者も見つからないという状況になれば、レークセンターと一緒で町が一般財源から維持管理費を出さなければいけなくなってしまいます。
 建設費にしても維持管理費にしても、住民のために使える財源が無駄になってしまうことになります。

 ですから、私たち議員というのはしっかりと住民目線で行政を監視していかなければならないという責務があるわけですが、集客目標や雇用者数を想定した運営コストなど、指定管理業者が運営してこの施設が黒字化するような計画、数値目標というのがまだ議会には示されていないんですけども、これらの数値が示されていないので、(この計画に)賛成できる要素もないわけです。
 検討するような材料も今のところないような状態ですので、運営というのを指定管理業者に委託するにしても、集客目標とか雇用者数を想定した運営コストなど、指定管理業者が運営して、この施設が黒字化する計画とか数値目標を明確にしてもらう必要があると思うんですけども、この数値というものを示していただきたい。


企画政策課長
 当園芸研究拠点エリア全体でございますが、相互に役割分担をしながら新たな集客を目指すということがまず大前提でございます。園芸LABO、また、展示施設では体験メニューとかを充実させまして、園芸活動の指導、相談、サークル、校外活動など教育の実習の受け入れなどを行えないか検討しているところでございます。体験施設の受け入れられた人たちが隣接する直売所、レストラン両方につきまして、開かれた園芸拠点施設として活性化させていくことを大きな計画の一つとしているところでございます。
 経営コストにつきましても、園芸拠点施設の基本計画を作成するに当たり、園芸LABOでの体験、共通の利用者からこちらに来ていただく、また、当施設の年間利用者数を想定するなどの推計を行っているところでございます。そこから、売上額とか経営額を算出して今検討させていただいているということでございます。


河本
 いや、だからね、その数値を示せって言っとるんです。示してください。


企画政策課長
 まず、県のLABO関係に2万人ぐらいを想定、県のほうはされています。そのうち、いろんなデータから1万2000人程度をこちらに利用していただきたいという思いがございます。
 また、営業時間内の交通量、立ち寄り、1日の利用推計等を行いまして4万9000人程度を考えておりまして、全体で約6万人程度の利用を見込んでいるところでございます。


河本
 6万人来てもらえればそれはいい施設だとは思うんですけど、これらの数字が始めて示されたもので、今これが本当に実現可能かということはこれから限りある時間の中で検討して、予算決算常任委員会でも議論していきたいと思いますけども、住民目線からすれば不要不急の施設であることは変わりありません。

 一体、県との連携でどのような相乗効果が生まれて黒字化するような施設運営につながるのかというのも疑問です。
 県が、園芸研究センターにレストランと直売所を必要とするような理由というのはあるのでしょうか。


企画政策課長
 県では、薬草展示や園芸LABOの体験施設を整備するという計画を先程から申し上げたと思いますが、開かれた園芸研究機構としても誰もが気軽に立ち寄れる場所という形で整備のほうも進めることと考えてということでございます。
 園芸LABOの利用者が、食事をとったりお土産を買ったりする、また、湖を眺望できる場所にテイクアウト式でレストランの整備をいたしまして、周辺のスポーツ施設もございますので、そちらの利用見込みもあると、それぞれの施設の特色を活かした相乗効果を狙っているところでございます。地域全体から、集客を工夫していきたいと考えているところでございます。
 なお、直売所、レストランにつきましては、地元の利益にかかるものでありまして、それらの施設には地元が行うということでございまして、先ほどから申し上げているように補助事業を活用し、町で整備していきたいと考えているところでございます。


河本
 運営主体もよくわからないし、これを町が整備したところで町の利益になるとは到底思えません。
 県が体験教育ですとか、LABOっていう研究とか研究機関のことですけど、行うということですが、県が薬草などの農産物の研究機関をより充実させて研究用の農地を拡大すればいいだけの話だと思います。
 何で美浜町が施設(レストランと直売所)を早急に必要とするのか、理由というのもわからないんですが、美浜町がこの施設を早急に必要とする理由というのは何なんでしょうか。


企画政策課長
 先ほどから申し上げてますように、この施設全体、嶺南の拠点が美浜町にございます。この拠点自体が、先ほど申し上げたレスキュー施設での縮小等があったり、それ自身が縮小されることによって園芸研究センターの弱体化にもつながるというわけにもいきませんし、町としてはこの研究センターを中心に農業振興を図っていきたいと、これを盛り上げたいという思いが一番ございまして、それにはどうしたらいいかというようなことで議論を始めたわけでございます。
 その中で、町がこの部分を担っていく、県がこの、担っていくという分担分けをしまして、ここ全体を盛り上げて美浜町のこの地区を何とかしたいという思いもございます。
 当然、この地区は三方五湖ゾーンの一角でもありますし、運動公園の施設とかいろんな施設もございますので、ここで県に任して美浜町だけが勝手にすればいいっていうような形ではなかなか振興も進まないと思っておりますので、これは美浜と県と一緒になって何とか農業研究センターを活性化させたいという思いから始まったわけでございます。


河本
 いや、だからね、福井県がやる園芸研究センターを支援するという意味で言えば、そこで研究した薬草とかの農産物を美浜町の農地で生産するとか、中山間地域とか利用して生産を拡大していくほうに直接支援すればいいじゃないですか。
 なんでレストランと直売所なんだって。県が研究した農産物を直売所で売るにしても、その生産量というのが限られとるんじゃないかって思うんですけど、限界あるんじゃないですか。


企画政策課長
 当然、この施設内での生産っていうのは限られてくると思います。
 なので、この園芸研究センターで先ほども冒頭で申し上げた果樹、それから野菜、当然今度やっていく花卉、それからハーブ等も含めまして県でいろんな研究をしていただいて、それを美浜の農家にどういうふうにしたらいいかっていう指導も含めて、今までですと新しい品種とかいろんなことも研究されておりますので、その部分も含めて進めていきたいと考えてるわけでございます。


河本
 それにレストランと直売所がなんでつながるのかっていうのが理解できませんし、多分聞いてる住民の方も理解できないと思います。
 まず、福井県はこの園芸研究センターの敷地を拡大させましたけども、その県の事業としては、県の事業と美浜町の事業をすみ分けしてるわけですよね。そうすると、この県の事業としては、ここまで敷地を拡大する必要がなかったのではないかというような疑問も出てきました。
 これは、福井県が計画をした事業以上の予算を計上して過剰に土地を取得したことになるんではないかとも考えられるんですが、この土地の取得の経緯から県に説明を求める必要があると私は考えています。

 県主導、町主導であれ、そもそも県の園芸研究センターの敷地内での計画である以上、県の了承が必要であるとともに、県と町の共同した計画プランがあるはずなんですね。そういうものも見ていません。
 県の担当者を議会に呼んで、町の計画に了承した経緯とか、県の役割や責任の所在というものを明らかにすべきだと思うんです。
 県が目指す園芸研究センターの全体的な計画を知らなければ、美浜町が整備するレストランと直売所の役割もはっきりとわかりません。
 県の担当者を議会に呼んで、説明を受けたいと思うんですが、それは可能でしょうか。



企画政策課長
 当センターにつきましては、大規模園芸とか果樹の技術に加えまして、新たなビジネス等の薬草展示について今後目指していくという中で、先ほどからいろいろ説明をさせていただいたところでございます。
 当事業を進める場におきまして、県と町が一緒に協議をし、情報を共有しながらこの計画を策定しておりますので、その役割を分担しながらその都度計画の概要について説明をさせていただき、必要な予算についても計上させていただいているところでございます。
 全体の計画につきましても、町のほうからお答えさせていただきたいと考えているところでございます。


河本
 行政が、県の担当者を呼ばないということであれば、議会で呼ぶか県に直接説明を求めていくまでですけども、疑問ばかりで公益性もなく将来性も見通せないこの施設は、町民に不利益をもたらすだけなので即刻中止するべきだと申し上げて質問を終わります。

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