敦賀市で福島の声を聴く会。早川さんが講演

 福島の声を聴く会実行委員会は8月11日、東電福島第1原発事故で避難を余儀なくされた早川千枝子さんを講師に招き、敦賀以内で「福島の声を聴く会」を開催しました。
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 はじめに会場の雰囲気を和ませる演出として、実行委員会・うたごえ・ピースアクションのメンバーを中心に、会場全体で「心つなごう」「私のこどもたちへ」「停まった」を合唱しました。
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 早川千枝子さんは、楢葉町で障害者支援施設をやっていましたが、原発事故で避難生活を余儀なくされました。
 精神障害をもつ人たちは、薬があれば普通に生活できますが、薬がなくなると周囲との生活が困難なり、避難生活では薬がなければ生きていくことができない状態になることを教えてくれました。
 避難生活の中で薬がなくなったり、薬の成分が合わずに亡くなった人もいると、つらく苦しい避難生活の実態を語ってくださいました。
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 原発事故による放射能汚染が多くの人々の心を蝕み続けていることも語られました。明るく元気に活動されていた方が、長い避難所生活でうつになり一時帰宅の時に、もう帰れない荒れ果てた自宅をみて自殺してしまった。酪農家や農業の方は、この土地でもう安全な物を生産することができないと絶望し自殺された、などの話しを聴いて会場に集まった人は涙していました。

 荒れ果てた田んぼ、子どものいない公園、草だらけの線路、敦賀の町から誰もいなくなる光景を想像できますか?
 楢葉町は10日から帰れるようになったが、未だに放射能が高くて住むことはできません。若い人、子どもたちは帰ってはこれない、車に乗れない高齢者は、病院もお店もない町に帰れない。受け継いできた産業、農業や漁業が次の世代に渡せない。帰れるようになったとしても、一時的に60代、70代の人しか帰らないし、家族や地域の人々がバラバラにされてしまった楢葉町で生活していくことはできないでしょう。
 原発事故後、全国で最も歌われたのが「ふるさと」ときいています。でも私はつらくて「ふるさと」を聞くことも歌うこともできません。
 みなさんは、この美しい敦賀の自然、空気を大事に守っていって下さい。みなさんは「ふるさと」歌うことも聴くこともできます。私や福島県民が体験したようことは福島で最後にして下さい。と切実な想いを訴えられました。
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 質問・感想交流では、原発立地の敦賀市では気持ちの中で反対だと思っていても、周りには原発関連で働いている人がたくさんいて、自分の想いを公然と口にすることができなかった。と泣き崩れる女性の方がいました。

 福井県、嶺南に住む私たちは福島の苦しみをしっかり心に刻んで、嶺南、福井県の自然と生命を守るため声をあげ続けなければならない。原発の支配から脱するたたかいを前進させたいとの想いを強くしました。

 最後に、会場全体で「心ひとつに」を合唱して、会場全体が「福島をくりかえさない」との想いを共有できたと感じました。

 参加協力券(500円)は目標の150枚を大きく上回り、200枚以上販売することができました。お盆の帰省時期という忙しい中、集会には100人を超える方が参加し、成功を収めました。
 集会の成功は、残念ながら当日参加できないことを承知で協力券の購入に快く応じてくださった皆様のおかげです。感謝申し上げます。

 集会後は交流会をおこない、ピースアクションの若い青年たちも参加してくれました。
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 「私たちに何ができますか?」との質問に、早川さんは「私たちが一番望んでいることは、除染をして欲しいと言うことです。除染がされないために家に帰れない。だけど、若いみなさんにお願いはできません。被曝の危険があるからです。福島に住む私たちは、被曝するのは私たちで終わりにして欲しいと願っています。ですから若い人たちが被曝のリスクを負ってまで除洗作業をして欲しいとは思っていません。私たちがみなさんにお願いできることは、福島を悪いお手本にして、原発を無くして欲しい。あっちでも停まった、こっちでも無くなったと聞くと私たちは励まされます」と語ってくれました。
 早川さんの言葉・想いに私たちはたくさんのことを学ぶことができます。

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カンバッチを売るピースアクションの青年たち
ピースアクションは10月20日(土)福井駅西口広場にて「ピースライブ2012」をおこないます。


福島の声を聴く会 1/4


福島の声を聴く会 2/4


福島の声を聴く会 3/4


福島の声を聴く会 4/4

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