美浜町議会議員 河本 猛(こうもと たけし)

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zoom RSS 高浜原発事故を想定した広域避難訓練、美浜町でスクリーニング(2016年8月27日)

<<   作成日時 : 2016/08/29 12:26   >>

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 高浜・大飯原発事故を想定した広域避難訓練が8月27日、28日の両日行われ、各自治体の日本共産党議員団が訓練の状況などを監視しました。

 原子力防災訓練27日(土曜日) 美浜町

9時 美浜保健福祉センターに避難者を受け入れる。
    内浦(音海)、内浦・青郷地区の在宅要支援者(8時に施設敷地緊急事態)

11時 美浜町役場 スクリーニング会場
    学校など 小浜小、西津小、雲浜小(小浜)、三宅保育園(若狭)

    病院など 楊梅苑(おおい)、公立小浜病院、やすらぎの郷(小浜)、松寿苑(若狭)

    一般市民 おおい、小浜、若狭


 27日の高浜原発事故を想定した訓練で、美浜町は内浦・音海・青郷地区の在宅要支援者と想定した3名を美浜町保健福祉センター(はあとぴあ)に避難者受け入れました。
 受け入れたのは、5キロ圏内の高浜地区の在宅要支援者で、8時に施設敷地緊急事態となり避難を開始。9時から9時30分にかけて、福祉車両、救急車で美浜町保健福祉センター(はあとぴあ)に到着し、2名の町職員が対応しました。
 しかし、避難困難な半島先端部の高浜町音海集落から一時避難場所まで要支援者を搬送する予定だったヘリや船舶による避難は悪天候のため中止。天候に左右されるだけで避難困難に陥ることが確認されました。

 高浜原発の4キロ南側で有料老人ホーム「であいの郷」を営む山本勝則さん(62)は、原子力防災計画と広域避難訓練を「絵に描いた餅」だと痛感したといいます。
 午前8時3分に、「入所者の避難を開始してください」という連絡が高浜町の保健福祉課から入りますが、訓練では避難したものとみなし実際に逃げる必要はなく、午前9時ごろに報告をして終わりでした。
 山本さんは、「車に乗せるだけでもどれくらいの時間がかかるのか。実際にやってみよう」と自主訓練を行いました。
 「であいの郷」は60から90代の14人人が暮らしており、自力歩行ができるのは3人だけです。多くの方が認知症を抱えいて、指示もなかなか伝わりませんでした。
 車に乗せる順番を決めていましたが、先に外に出てきてしまう人もいて、車4台に分乗させるだけで30分かかりました。
 山本さんは顔を曇らせた表情で、「実際の避難では毛布や食料なども積まないといけない。スタッフも入所者もパニックの中、想定通りには絶対にいかない」と語ります。
 県の試算では、5キロ圏内から割り当てられた避難所へ行くのに最大7時間30分かかります。「高齢者を長時間、狭い車内に座らせられるのか」という課題が出てきますが、この施設の広域避難訓練は電話連絡だけで形骸化しているとしか言えません。
 避難先では職員が引き続き入所者のケアをするのが前提となっていますが、職員が被災者になることもあります。幼い子どもを抱える人もいます。考えれば考えるほど、想定の甘さが目につきます。
 「僕らは命を預かっている。計画を立てるのにも訓練を検証するのにも、現場の意見を聞いてほしい」と山本さんは強く訴えています。

 11時頃になると、おおい・小浜・若狭から避難してきた乗用車やバスが美浜町のスクリーニング会場にやってきました。乗用車とバスのスクリーニング会場が別の駐車場に分かれているため、入り口がわからず道を間違える車両もありました。
 実際の原発事故では、バスによる避難はなどありえないのでほとんどが自家用車になります。土地勘がない避難車両も多くなるので混雑・渋滞は避けられません。車両に対する誘導員も多く必要になります。
 美浜町のスクリーニング会場では、県の職員中心に作業し、美浜町は場所を提供しているだけなので町職員の出動はありませんでした。

 スクリーニングでは、バスや乗用車に乗ったまま、放射性物質の有無を確認できるゲートをくぐります。車に汚染があれば代表者が降りて頭、手、足の裏の線量を測定され、基準を超えていれば、全員を対象に検査を実施します。
 汚染したものと想定された乗用車とバスは各3台のみで、乗客の一部はウエットティッシュで拭き取り作業をしましたが、汚染状態の想定が甘く、作業に時間はかかりませんでした。ゲートに車両の列ができるのも一時的でした。
 県の担当者は、汚染車両の設定を少なくした理由を。「きちんと訓練をやるのが先」で、「あまり混みすぎると見いだすべき課題も見つからないので」と説明しました。

 バスで避難した若狭町日笠の団体職員橋本朋美さん(53)は「思ったより簡単だった」と話しました。ただ「訓練なので安心していたが、事故ならパニックになっているだろう」と付け加えました。


 私は朝7時から、県の職員がスクリーニング会場の準備をしているところから訓練の様子まで、しっかり監視行動してきました。
 スクリーニング会場では、人を除染するシャワーや給水用のプールを用意していましたが、設備を置いてあるだけで実際に使用することはありませんでした。また、バスや自家用車の除染設備もなく、除染作業の訓練もありませんでした。
 以前、若狭町がスクリーニング会場になったときは自衛隊も配置され、除染作業も行いましたが、今回は自衛隊の配置もなく、美浜町のスクリーニング会場では実効性を確認できるような訓練はできていません。
 今回の訓練は、若狭町で行ったスクリーニングの訓練よりも形骸化しており、 除染した後の排水をどのように処理するのか疑問が出されました。訓練の段階で人員や設備の不足も指摘されています。
 また、汚染が確認されたとされる車両も少数で、実際にスクリーニングを受けた住民はごく一部にで、ほとんどの住民が詳細なスクリーニング検査を受けていません。これでは放射能汚染物質を30キロ圏内に止めることができず、広範囲に拡散してしまいます。
 今回の訓練は汚染状態が甘く設定されています。原子力防災計画の実効性を確認するというより、訓練を形骸化して想定時間内にスムーズに避難できたという実績がつくりたかったのではないかと思えてなりません。

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高浜原発事故を想定した広域避難訓練、美浜町でスクリーニング(2016年8月27日) 美浜町議会議員 河本 猛(こうもと たけし)/BIGLOBEウェブリブログ
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