美浜町議会議員 河本 猛(こうもと たけし)

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zoom RSS 美浜町議会(2015・9)本会議・討論

<<   作成日時 : 2015/11/08 19:48   >>

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議案第62号 平成26年度美浜町一般会計歳入歳出決算の認定について、反対討論
議案第73号 平成27年度美浜町一般会計補正予算(第2号)について、反対討論
議案第79号 美浜町個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論



 その他、請願について委員会付託した場合は、本会議において討論の対象にしなくても良いという納得できない規則があるため、今回、請願に対する賛成討論ができませんでした。本会議で賛成討論ができないような非民主主義的な規則は無くすべきです。

請願第1号 「安全保障関連法案」の徹底審議の意見書提出を求める請願に賛成した理由

 この請願の趣旨は、数の力による強行採決を推し進めるのではなく「徹底審議」を求めるものです。

 国民世論は安保法案反対の意見が多数を占めていますが、法案賛成の意見の中でも「国民の理解が得られていない」という意見が多く、国民の多数が「今国会での成立を急ぐ必要はない」と言っています。

 この安保法案が、歴代の元最高裁判事や元内閣法制局長官から違憲立法であり、立憲主義の破壊であると言われるのは、戦後日本国憲法のもとで、歴代の自民党政府も、「集団的自衛権」の行使は憲法違反という政府見解を示してきた長い歴史的積み重ねの上に、この憲法解釈があるからです。

 それを一内閣の閣議決定という非正規の手段で、憲法解釈を捻じ曲げることは許されません。

 憲法は、国民が国家権力に守らせている法であり、国家権力(国務大臣、議員、公務員)が守るべき法です。憲法は、個人の自由が国家権力に侵されないよう国家権力を制限しています。

 腐敗しやすい権力を、国民の総意である憲法によって制限し、国民の個人の自由を守るという考え方が立憲主義です。

 立憲主義のもと、我が国の正しい憲法改正の手続きは、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で国会が発議し、過半数の国民の承認を経なければなりません。

 我が国は、民主主義、立憲主義を掲げる法治国家でありながら、国民が国家権力に守らせている憲法を、一内閣が、国民の承認も無く勝手に変えるということは、口で民主主義、立憲主義、法治国家であることを語りながら、やっていることは「独裁政治」と何ら変わらないということになってしまいます。

 この間、「岸信介ができなかったから私がやるという安倍総理の私的な部分が多い」という意見もお聞きしました。

 私的な感情で国民の承認なしに憲法を変え、「何でも国家首相である私が決める、国民は法に従え」というのでは「民主主義」「立憲主義」の制度は成り立ちません。

 安保法案に賛成・反対にかかわらず、国民の多数が「今国会での成立を急ぐ必要はない」と言っているのは安保法案が憲法にかかわる重要な問題であるからです。

 この国民の声をどう判断するのか。美浜町議会、議員各位の憲法に対する姿勢が問われていると思います。

 私は、憲法、立憲主義、民主主義を守るべき地方議員として「徹底審議」を求める本請願の紹介議員となり、請願採択に賛成しました。


採決の結果

 総務文教委員会では3対3となり委員長判断で否決。

 本会議でも意見書提出に3人が賛成しましたが、賛成少数で否決という結果になりました。これからも良識的な保守の議員と協力して住民本位の政治を進めていきます。



議案第62号 平成26年度美浜町一般会計歳入歳出決算の認定について

 議案第62号から議案67号まで関連しているので一括して反対する立場から討論を行いました。

 これまで日本共産党は、マイナンバー整備事業、エネルギー環境教育体験施設整備事業、多目的屋内運動場整備事業に反対してきました。決算に関してこれらの事業費が含まれているので、本議案を認めることはできません。

 また、一般職員の職員給与等に関して削減に反対し、引き上げには賛成してきました。職員の削減や臨時職員への置き換え、いわゆる職員の非正規化についても反対してきました。

 職員給与の25年度決算は、11億9868万円でしたが、平成26年度決算では11億7274万円となり、2594万円減少し、職員数も191名から186名と5名減少していることも認めることができません。

 一般職員の手当ての減少が下げ止まり、若干の上昇に転じたことには賛成できます。しかし、それに伴い特別職(町長、副町長、教育町)の手当てまで上昇したことは、住民の理解を得られるものではなく、一般職と特別職を分けて判断するべきでした。職員が減少していることに加え、特別職の手当ての引き上げは必要なかったと考えます。

 また、美浜町の財政運営に関する指標は、まだ健全であると考えます。嶺南6市町の中でも、財政力指数は、若狭町、小浜市、県の平均も上回っています。

 住民が心配している将来負担比率は、早期健全化基準の350%を大きく下回る85.2%です。楽観視してはいけませんが問題ないと考えます。しかし、おおい町、高浜町、敦賀市が県の平均を大きく下回っている(低い)のに対して、美浜町は県平均を上回り(高い)、小浜市、若狭町の比率が近づいてきています。

 地方自治体の役割である住民福祉の向上を基本にし、将来負担比率が上昇しているのであれば認めることができますが、エネルギー環境教育体験施設整備事業や多目的屋内運動場整備事業などのいわゆる不要不急のハコモノによる上昇も含まれるので、認めることはできません。

 また、診療所については、医療収入、患者数ともに年々減少傾向にありますが、国民健康保険税の負担も大きいことから、町民の健康が著しく改善し、医療費が抑制されているとは考えられません。

 町外の医療機関への流出が、町の医療機関の患者数、医療収入の減少に歯止めがかからない原因だと考えます。医療収入、利用者の減少に歯止めがかからないようでは、本議案を認めることはできませんし、レイクヒルズも含めた町の医療体制の抜本的な見直しが必要だと考えます。

 また、国民健康保険税の高さは、県内の17市町の中で美浜町は3番目です。

 ひとりあたりの年間平均額が一番高いのが福井市で10万2千円を超えます。2番目があわら市の9万8千円ほど、続いて3番目が美浜町で9万7235円です。

 県内の町行政では一番高い保険税です。

 高すぎる国民健康保険税が負担となり、年金暮らしの高齢者や低所得者が負担増に苦しんでいるので、改善を図るべきです。一般財源からの繰り入れで一世帯一万円の保険税の引き下げを行うべきです。

 また、後期高齢者医療事業は、歳入歳出ともに100万円程度の減額ですが、減額になった要因は、低所得者の増加による軽減額の増加と、被保険者数の減少が要因となっています。

 これでは、低所得者の増加による負担増を抑制するために、後期高齢者が受けられる医療の水準を下げていくか、75歳以上の後期高齢者の負担増、保険料の増額で埋めるしか方法がなく、医療水準の引き下げと負担増が同時に押し寄せているのが現実です。

 年齢による区分から設計された保険制度自体に無理があると考えます。

 また、介護保険事業は、「保険あって介護なし」とも言われるように、高すぎる保険料・利用料負担や深刻な施設不足、実態を反映しない介護認定、利用限度額によって利用できる介護サービスが制限されるなど、多くの問題が噴出しています。

 高齢者の人口が増えるにつれ、介護利用者も増えるわけですから、当然、決算額も前年より増加するはずです。しかし、26年度の歳入歳出が減少したというのは、介護利用者が入院した事による要因だけではなく、介護予防事業の対象者を把握するためとしながら、認定から締め出し、要支援者と要介護者を意図的に減らしている制度的な要因もあるので本議案を認めることはできません。

 現在の制度では、保険料を納めている人が、必要な介護保険サービスを使う権利を侵害されているので、保険料を納める利用者・家族が必要とする介護が受けられるよう町として必要な財政支援を行うべきです。

 また、簡易水道事業については、各行政区が積み立てをしていた財源を取り崩した件で、「町が一元管理するようになったのだから財源は町が責任を持つべきであり、積立金は行政区に返すべきだ」という質疑がありました。私も同じ考えであるので、本議案を認めることはできませんと議案第62号から議案67号まで一括して反対する理由を述べました。



議案第73号 平成27年度美浜町一般会計補正予算(第2号)について

議案第73号 平成27年度美浜町一般会計補正予算(第2号)に対し、反対する立場から討論を行いました。

 今回の補正予算の中で、がんばる美浜人応援事業206万円と道の駅整備事業138万6千円は、町の観光、物産、PRの面で相乗効果を期待しています。

 道の駅については、全国的に様々なモデルケースが存在しており、自然エネルギーを活用して町役場や公共施設の電気を賄い、経費削減に活かしている自治体もあるので、良いものを取り入れ、無駄なハコモノと言われないような計画を出してもらいたい。

 また、民間が営業する施設と隣接した方がお互いに有益なのか、それとも民間営業を圧迫するものになるのか、という結論を検討委員会の中でも協議してもらいたいと思っているので、この事業に関しては賛成です。

 ですが、これまで不要不急の事業として反対してきた多目的屋内運動場整備事業770万5千円が含まれているので、本議案を認めることはできませんと反対する理由を述べました。



議案第79号 美浜町個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第79号、議案第80号は関連しているので一括して反対する立場から討論を行いました。
 
 マイナンバー制度の導入で、特定個人情報をより厳しく取り扱いをすると言いますが、役所のそれぞれの部門で扱っている個人情報、財産、土地などの不動産、それから個人が受けている給付なども情報漏えいが起これば流出することになります。

 役所は一つの単体の組織ですが、その中で行われている業務は、それぞれの課で独立しています。

 例えば、氏名、住所、性別、生年月日といった住基4情報、その基本的な情報を問い合わせるためには、内部であっても公用請求という形で、きちんと課長印のついた文書で要求しています。

 現行制度では、各行政機関や業務で、異なった番号で管理されている個人情報ですが、ひとつの番号に統一されると、各行政機関が保有するの個人情報がひとつの番号で検索することが可能となり、いくら分散管理なんだと説明されても、情報を入手したい者にとっては、ひとつの番号で知りたい個人情報が検索できるシステムになっていることに変わりはありません。

 住民の立場から考えると、マイナンバー制度よりも現行制度の方が個人情報のセキュリティーは高く、国の機関であってもすべての個人情報を取得することはできません。それは、地方公務員法や地方税法で、個人情報への職員の守秘義務を定めているからです。

 ところが内閣官房が自治体向けに作成したマイナンバー制度の資料では、「(マイナンバー法に記載した)個人情報の提供については、地方税情報を含め、守秘義務が解除される」、「(情報提供システムで)提供の求めがあった場合には、マイナンバー情報を提供する義務がある」と説明しています。

 第三者に提供するには本人同意を必要とするなど慎重に取り扱っている個人のプライバシー情報が、これでは問答無用で、本人が知らない間に国に提供されているという事態も起こってしまいます。

 国が、情報の一元化ではなく、各行政機関で個人情報を分散管理するんだと言っても、マイナンバー制度のシステム自体が、国による個人情報の一元管理化へと進む足がかりになるではありませんか。また、それにより国による国民監視の道具として濫用される危険が大きくなります。

 イギリスでは、国が、国民の個人情報を収集するのは人権侵害にあたるとして共通番号制を廃止しました。

 プライバシー権を侵害する上に、アメリカ・スウェーデンなどでは、なりすましが横行し、犯罪の温床にもなっており、課題は山積です。

 委員会の答弁を聞いても具体的なことは今後、国からの具体的な説明もないような状態です。

 聞けば聞くほど不安になりますし、行政手続きの簡素化以外に住民の利益になるようなことはほとんどなく、デメリットの方が極端に大きい制度です。

 住民の立場に立って判断すれば、本改正条例を制定する必要はありませんと一括して反対する理由を述べました。



9月議会 「河本たけし」議案に対する賛否の判断

■ 議案第62号 × 平成26年度美浜町一般会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第63号 × 平成26年度美浜町診療所事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第64号 × 平成26年度美浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第65号 × 平成26年度美浜町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第66号 × 平成26年度美浜町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第67号 × 平成26年度美浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第68号 ○ 平成26年度美浜町集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第69号 ○ 平成26年度美浜町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第70号 ○ 平成26年度美浜町産業団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第71号 ○ 平成26年度美浜町住宅団地事業特別会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第72号 ○ 平成26年度美浜町上下水道事業会計歳入歳出決算の認定について
■ 議案第73号 × 平成27年度美浜町一般会計補正予算(第2号)
■ 議案第74号 ○ 平成27年度美浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
■ 議案第75号 ○ 平成27年度美浜町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
■ 議案第76号 ○ 平成27年度美浜町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
■ 議案第77号 ○ 平成27年度美浜町産業団地事業特別会計補正予算(第2号)
■ 議案第78号 ○ 平成27年度美浜町住宅団地事業特別会計補正予算(第2号)
■ 議案第79号 × 美浜町個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
■ 議案第80号 × 美浜町手数料条例の一部を改正する条例の制定について
■ 議案第81号 ○ 美浜町企業誘致条例の一部を改正する条例の制定について
■ 議案第82号 ○ 土地改良事業に係る計画の概要について
■ 議案第83号 ○ 土地の取得について
■ 議案第84号 ○ 土地の取得について
■ 議案第85号 ○ 平成27年度産業団地整備事業 若狭美浜インター産業団地整備工事
(第1工区)請負契約について
■ 議案第86号 ○ 平成27年度産業団地整備事業 若狭美浜インター産業団地整備工事
(第2工区)請負契約について
■ 議案第87号 × 平成27年度産業団地整備事業 若狭美浜インター産業団地整備工事
(第3工区)請負契約について
■ 議案第88号 ○ 平成27年度住宅団地整備事業 山上住宅団地整備工事
(第1工区)請負契約について
■ 議案第89号 ○ 平成27年度住宅団地整備事業 山上住宅団地整備工事
(第3工区)請負契約について
■ 議案第90号 × 平成27年度美浜町総合運動公園野球場グラウンド改修工事請負契約について
■ 議案第91号 × 美浜町エネルギー環境教育体験施設(仮称)建設工事請負契約について
■ 議案第92号 × 美浜町エネルギー環境教育体験施設(仮称)機械設備工事請負契約について
■ 議案第93号 × 美浜町エネルギー環境教育体験施設(仮称)展示工事請負契約について
■ 請願第1号  ○ 「安全保障関連法案」の徹底審議の意見書提出を求める請願
■ 同意第4号  ○ 教育委員会委員の任命について
■ 発委第4号  ○ 美浜町議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
■ 発委第5号  ○ 地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について


 共産党1人という議会で、これだけの議案を短期間で審査しなければいけないのは正直大変です。反対する議案に賛成してしまうようなミスを起こしてしまうんじゃないかと不安です。
 議会にしっかり共産党の議員を増やしていけば、住民のみなさんが議会に寄せる期待にも応えられるようになるんですけどね・・・がんばります。

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